テヘラン:イランの最高外交官アッバス・アラグチ氏が水曜日にカイロに到着したと国営メディアが報じた。これは、イラン外相としては約12年ぶりの訪問となる。
前回のエジプト訪問は、アフリカ歴訪中のアリ・アクバル・サレヒ外相がカイロを訪問した2013年1月であった。
現在、複数の国々を歴訪中のアラグチ氏は、ヨルダンを訪問し、同国の外相アイマン・サファディ氏と会談した後、エジプトの首都カイロに到着した。
外務省報道官エスマイール・バゲイ氏によると、両氏は「イスラエルのガザ地区とレバノンに対する残虐行為と侵略」をめぐる中東情勢について話し合った。
アラグチ氏はアンマン滞在中にヨルダンのアブドゥラー2世国王とも会談した。
アラグチ氏はこの1週間、レバノン、シリア、サウジアラビア、カタール、イラク、オマーンを歴訪し、緊張緩和と紛争の地域への拡大阻止に努めている。
また、同省によると、エジプトに続いてトルコも訪問する予定である。
火曜日には、アラグチ氏はフランスのジャン=ノエル・バロ外務大臣および国連のアントニオ・グテーレス事務総長と会談した。
テヘランによる外交的措置は、10月1日にイランがイスラエルに対してミサイル攻撃を行ったことに対するイスラエルの報復をこの地域が待っているという状況の中で行われた。
イランは、10月1日のイスラエルへのミサイル攻撃は、イランに同調するグループの指導者や革命防衛隊の司令官が殺害されたことへの報復であると主張している。
イランは、イスラエルが攻撃を仕掛けてきた場合は反撃すると述べている。
AFP