• ガラント氏の解任のニュースはイスラエル全土で大規模な抗議デモを引き起こし、イスラエルは
• 後任のイスラエル・カッツ氏は、現在外務大臣を務めている

テルアビブ：イスラエルのヨアブ・ガラント国防大臣は金曜日、正式に辞任した。今週初めにベンヤミン・ネタニヤフ首相がガラント氏を解任した後、元外務大臣のイスラエル・カッツ氏と交代する式典が行われた。

ガラント氏の解任はイスラエル国内に衝撃を与え、このニュースは国内各地で大規模な抗議デモを引き起こした。イスラエル国内では、ガラント氏を極右政権における唯一の穏健派と見る向きが多く、同氏の解任は、ガザ地区で依然として拘束されている人質の解放に興味を失ったベンヤミン・ネタニヤフ首相の極右政権の表れであると見られている。

後任のイスラエル・カッツ氏は現在外務大臣を務めており、長年にわたってネタニヤフ首相に忠誠を誓うベテラン閣僚である。

また金曜日には、ガザへの支援を担当するイスラエル軍の機関であるCOGATが、戦争で荒廃した地域への支援物資の増大を米国が要求している期限が迫る中、ガザへの新たな支援物資搬入地点の開設準備を進めていると発表した。しかし、その機関は、その搬入地点の開設時期や、国連や支援団体が最も悲惨な状況にあるとしているガザ北部への支援物資の搬入の有無については言及していない。

国連人道問題局は、イスラエルによるガザ北部への1ヶ月にわたる攻撃により、北部に居住する推定7万5000人から9万5000人のパレスチナ人が、生存に必要な物資を受け取ることができなくなっていると述べている。

木曜日、イスラエル軍はアラブ首長国連邦が提供した300台のトラックに積まれた人道支援物資を今後数日の間にガザ地区に搬入することを認める、と発表した。これは、米国が戦禍に苦しむ同地域への搬入を希望している1日あたり350台のトラックよりも少ない台数である。

イスラエルとハマスの戦闘は、2023年10月7日に武装勢力がイスラエルに侵攻し、1,200人（大半が民間人）が死亡、250人が拉致された後に始まった。パレスチナの保健当局によると、ガザ地区におけるイスラエルの軍事対応により、43,000人以上が死亡した。当局は民間人と戦闘員の区別をしていないが、死亡者の半数以上は女性と子供であると述べている。

ヒズボラは2023年10月8日、ガザ地区のハマスと連帯してイスラエルへの砲撃を開始した。紛争勃発以来、レバノンでは3,100人以上が死亡、13,800人が負傷したと保健省が報告した。

AP