木曜日、病院の院長と民間防衛機関は、イスラエルによるガザ地区への空爆により数十人が死亡または行方不明になっていると発表した。
ガザ地区にあるカマル・アドワン病院の近くにある住宅地への空爆により、「数十人」が死亡または行方不明となっていると、同病院のホッサム・アブ・サフィヤ院長がAFPに語った。
同院長は、遺体や負傷者の収容作業が続いているとし、「遺体はバラバラになって病院に運ばれてくる」と付け加えた。
また、ガザ市の別の地区でも空爆があったことが報告されている。
「シェイク・ラドワン地区の民家を標的とした攻撃により、22人の殉教者が病院に搬送されたことを確認した」と、民間防衛省報道官のマフムード・バサル氏は述べた。
2023年10月7日にイスラエル史上最悪の攻撃を行ったハマス以降、イスラエルは過激派組織が支配するガザ地区で戦争を続けている。
ハマスを潰滅させ、攻撃中に同グループに拉致された人質を解放することを誓っている。
イスラエルはまた、レバノンでハマスの同盟組織ヒズボラとも戦っている。両グループは、イスラエルの宿敵であるイランに支援されている。
木曜日には、米国特使のアモス・ホッホシュタインがイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談し、レバノンでの停戦を求める予定である。
今週レバノンで行われたホッホシュタインの会談は、この戦争を終結させるための取り組みに一定の進展があったことを示しているようだ。
ガザ地区では、米国が水曜日に、ハマスを勢いづかせることになるとして、国連安全保障理事会が推し進めた停戦案に拒否権を行使した。
AFP通信がイスラエル政府の公式発表をまとめたところによると、ハマスによる10月7日のイスラエル攻撃により、1,206人(大半は民間人)が死亡した。
ハマスが実権を握るガザ地区の保健省は、この戦争による死者は43,985人に達し、その大半は民間人であると発表した。国連は、この数字を信頼に足るものと見なしている。
昨年10月、ヒズボラは同盟国ハマスを支援するためにイスラエルへの越境攻撃を開始した。
AFP