英国のボリス・ジョンソン首相は11日、日本の菅義偉首相との会談において、東京オリンピック開催への支持を公式に表明し、オリンピックの安全な開催に向けた努力に歓迎の意を示した。
新型コロナウイルスの世界的な流行により昨年延期を余儀なくされた東京オリンピック2020大会は、来る7月23日に開幕の予定となっている。
ジョンソン首相と菅首相との会談は、英国コーンウォールの海辺のリゾート地、カービスベイで11~13日の日程で開催されている先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて行われたもので、両者は貿易やテクノロジーから防衛、気候問題に至るまで、さまざまな問題について協力していくことで合意した。
「ジョンソン首相は東京オリンピック開催への支持を表明し、安全な開催に向けた努力を歓迎する意向を示しました」と英国政府の報道官は会談後に明らかにした。
日本政府とオリンピック主催者側は、ある国際オリンピック委員会(IOC)のメンバーが言うところの「アルマゲドン」(破滅的な事態)が起きない限り、オリンピックを開催すると述べている。
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長は11日、G7諸国が東京オリンピック開催を予定通りに支持してくれれば、東京五輪側として「大変にありがたい」と語っていた。
吉田朋之外務報道官は、「G7諸国の他のメンバーが日本と同じ考えを共有してくれることを、日本は期待しています」と述べている。 「この機会に、G7諸国が日本の取り組みを支持してくれることは、私たちにとってとても励みになります。」
ロイター