カイロ:ガザ地区全域にイスラエル軍が空爆を行い、水曜日には15人が死亡した。ガザ地区の医療関係者によると、その中には避難民が暮らす学校で死亡した人もおり、死亡者の中にはハマスの元報道官の息子2人も含まれているという。
ハマスが実効支配するガザ地区の保健当局によると、ガザ市の避難民家族が避難していたアル・タベアイン学校をイスラエルが空爆し、パレスチナ人8人が死亡、数十人が負傷した。医療関係者やハマス前報道官ファウジ・バルフム氏によると、死亡者の中にはバルフム氏の息子2人も含まれている。
ガザ市郊外のシェジャイアでは、別の空爆により4人が死亡した。また、同自治区の北端にあるベイト・ラヒヤでは、軍が先月から作戦を展開しているが、イスラエルの空爆により3人が死亡した。
また、イスラエルとイランが支援するヒズボラとの間の停戦が水曜日に発効した。これは、米国とフランスが仲介した合意を双方が受け入れたことによるもので、1年以上にわたって2つの戦争に揺れるこの地域では外交の勝利はまれである。
イランが支援する武装組織ヒズボラは、2023年10月にパレスチナの武装組織ハマスがイスラエルを攻撃した後、連帯の意思表示としてイスラエルにミサイル攻撃を開始した。イスラエルによると、この攻撃により約1,200人が死亡し、250人以上の人質が捕らえられ、ガザ戦争が勃発した。
ガザ地区におけるイスラエルの13ヶ月にわたる軍事作戦により、ガザ地区の保健当局によると、4万4200人近くが死亡し、地区のほぼ全住民が少なくとも一度は避難を余儀なくされた。
停戦に向けた数ヶ月にわたる交渉はほとんど進展がなく、交渉は現在中断されている。調停役のカタールは、双方が譲歩する用意ができるまで、その努力を中断すると双方に伝えたと述べた。
AFP