ベイルート イスラエルとヒズボラの停戦が始まった翌日、レバノン議会は1月9日に会合を開き、2年以上にわたる国家元首不在の状態を終わらせるため、新大統領を選出すると、公式メディアが木曜日に報じた。
国営通信はまた、木曜日に国会がジョセフ・アウン陸軍大将の権限を延長したと報じた。
「ナビーフ・ビッリ議長は、1月9日に共和国大統領を選出するための議会を招集した」とNNAは報じた。
レバノンは、ミシェル・アウンの任期が2022年10月に終了して以来、大統領不在の状態が続いている。イランの支援を受けるヒズボラとその反対勢力という2つの主要ブロックのどちらも、大統領選出に必要な過半数を持たず、合意に達することができなかった。
NNAはまた、木曜日に「国会はジョセフ・アウン将軍の任期を1年延長することを承認した」と発表した。
同将軍は2024年1月10日に退任する予定であったため、議員たちは昨年すでに同将軍の任期を延長していた。
木曜日の議会の一部には、レバノン政府高官との会談のために前日到着したフランスのジャン=イヴ・ルドリアン特使が出席した。
ベリ議長の事務所からの声明によると、ベリ議長とルドリアン特使は木曜日、「一般情勢、政治情勢、大統領問題について話し合った」という。
フランスの外交官はAFPに対し、機密事項のため匿名を条件に、ルドリアンがレバノンに来たのは「大統領職の問題と改革の必要性を再始動させるため」だと語った。
慣例では、大統領職はマロン派キリスト教徒、首相職はスンニ派イスラム教徒、議会議長はシーア派イスラム教徒が務めることになっている。
イスラエルとイランの支援を受けたヒズボラとの停戦が発効した水曜日、レバノンのナジーブ・ミカティ首相はこう語った: 「レバノンにとって新たな1ページとなることを願っている。今後数日間で、大統領が選出されることを願っている」と述べた。
同盟国ヒズボラを代表して停戦協議を主導したベリ氏も水曜日、レバノンに 「速やかに大統領を選出すること 」を求めた。
ヒズボラのナイム・カセムは今月初めの演説で、戦争後、ヒズボラは「大統領選挙に効果的な貢献をもたらすだろう」と述べた。
AFP