ベイルート:金曜日、フランスの特使は、2年以上にわたって国家元首不在の状態が続いていたが、1月に実施されることが発表された議会選挙を経て、レバノンが大統領を選出することが急務であると述べた。
レバノンを訪問したジャン=イヴ・ル・ドリアン氏は、イスラエルとヒズボラの間の戦争を終結させた脆弱な停戦合意に続いて、レバノンを訪問した。
「私は停戦合意の発表後すぐにレバノンを訪問し、停戦の完全履行に対するフランスの支持を表明するとともに、大統領を選出し、制度上のプロセスを再開することがこれまで以上に緊急に必要であることを強調した」と、同氏は金曜日に述べた。
また、彼は木曜日に国会議長のナビーフ・ビッリー氏が発表した1月9日に行われる大統領選挙を支持すると述べた。
レバノンでは、ミシェル・アウン氏の任期が2022年10月に終了して以来、大統領が不在の状態が続いており、イランが支援するヒズボラと、その反対派という2大勢力のどちらも、大統領を選出するために必要な過半数を占めていない。
しかし、ヒズボラのナイム・カセム最高指導者は、戦時中の演説で、ヒズボラが「大統領選挙に効果的な貢献をもたらす」と述べた。
レバノンのナジーブ・ミカティ首相は水曜日、停戦合意が「レバノンにとって新たなページ」となることを期待すると述べ、迅速な大統領選挙を呼びかけた。
ル・ドリアン氏はレバノンの政府関係者や、レバノンの大統領危機に対処しようとしている米国、カタール、サウジアラビア、エジプトの各国の外交官と会談した。
特使は、2023年6月にエマニュエル・マクロン仏大統領から任命されて以来、レバノンを数回訪問している。
AFP