
バチカン市国:ローマ法王フランシスコは、木曜日にパレスチナのマフムード・アッバース大統領と会談するとバチカンが発表した。
アッバース氏は今週イタリアを訪れ、セルジオ・マッタレッラ大統領やジョルジア・メローニ首相とも会談する予定だ。バチカンは火曜日、簡単なメモでアッバース氏との会談を発表したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
フランシスコ法王は11月、イスラエルによるガザでの作戦がパレスチナ人の大量虐殺にあたるかどうかを国際社会が注視すべきだと示唆した。
この発言は近々出版される本の中で述べられ、イスラエルの駐聖座大使から公開の場で非難を浴びた。イスラエルは、ガザでの大量虐殺という非難には根拠がなく、ハマスやその他の武装集団を追い詰めているだけだと主張している。
ガザ当局によれば、イスラエルの攻撃で約4万5千人のパレスチナ人が死亡、10万6千人以上が負傷し、200万人のガザ住民のほとんどがホームレスや避難民となり、飢饉が迫っているという。
フランシスコ法王とアッバース大統領は何度か会談しており、最後に電話で話したのはイスラエルとハマスの紛争が始まって1カ月後の2023年11月のことだった。
フランシスコ法王は、14億人の信者を抱えるカトリック教会の指導者として、紛争に味方することには慎重であるが、最近はイスラエルのキャンペーンについてより率直である。
10月には、戦争を終わらせるための国際社会の「恥ずべき無力さ」を批判した。
ロイター