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国連総会がガザでの「無条件」停戦を求める

(国連写真/Manuel Elías)
(国連写真/Manuel Elías)
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12 Dec 2024 01:12:13 GMT9
12 Dec 2024 01:12:13 GMT9

国連: 国連総会は水曜日、ガザでの即時かつ無条件の停戦を求める決議を圧倒的多数で採択した。

この決議は、13の棄権票を含む158対9の賛成多数で採択され、「即時、無条件、かつ恒久的な停戦」と「すべての人質の即時かつ無条件の解放」を求めている。

このときワシントンは、これまでと同様、安保理での拒否権を行使し、同盟国イスラエルを守った。

イスラエルは、ガザ地区のハマスが2023年10月7日にイスラエルを攻撃して以来、戦争状態にある。

ハマスには拘束されている人質を解放する動機がないとして、ガザの人質全員の解放を停戦の条件とする考えを主張している。

ロバート・ウッド米副大使は水曜日もこの立場を繰り返し、この文書を採択することは「恥ずべきことであり、間違っている」と述べた。

投票に先立ち、イスラエルのダニー・ダノン国連特使は次のように述べた: 「今日の決議案は理屈に合わない。今日の採決は、思いやりのための採決ではない。加担への投票だ」

総会は、ガザやウクライナのような火急な問題が、内部状況のためにほとんど麻痺している安全保障理事会を通過できないことがよくあるが、今回も同様である。

この決議には拘束力はないが、ガザ市民、特に包囲されたガザ北部の市民に対し、広範な人道援助への「即時アクセス」を要求している。

投票に先立ち、国連加盟国の代表数十人が総会で演説し、パレスチナ人への支援を申し出た。

「ガザはもう存在しない。ガザはもう存在しない。破壊されたのだ」とスロベニアの国連特使サミュエル・ズボガー氏は述べた。「歴史は不作為に対する最も厳しい批判者だ」

この批判と同じく、アルジェリアのナシム・ガウアウイ国連大使代理も 「パレスチナの悲劇を前にした沈黙と失敗の代償は非常に重い」と述べた。

ハマスが2023年10月にイスラエル南部を攻撃した結果、公式発表に基づくAFPの集計によれば、1,208人(ほとんどが民間人)が死亡した。この死者数には、ガザで拘束中に死亡または殺害された人質も含まれている。

武装勢力は251人の人質を拉致し、そのうち96人はガザに残っている。

国連が信頼できると見なすハマスが運営する保健省のデータによれば、イスラエルによるガザへの報復攻撃によって、少なくとも44,805人が死亡した。

パレスチナ国連大使のリヤド・マンスール氏は先週、この問題に関する国連特別総会の初日の討議で、「今日のガザはパレスチナの心臓部だ」と述べた。

「私たちの子どもたちがテントで焼かれ、腹の中には食べ物もなく、未来への希望も展望もなく、1年以上も苦痛と喪失に耐えている姿は、世界の良心を悩ませ、この悪夢を終わらせるための行動を促すはずだ」と述べ、「不処罰 」をやめるよう求めた。

ガザ決議では、アントニオ・グテーレス国連事務総長に対し、既存のメカニズムを利用したり、過去の経験に基づく新たなメカニズムを創設したりすることで、「国連がアカウンタビリティの向上にどのように貢献できるかについての提案」を提示するよう求めている。

たとえば総会は、2011年の内戦勃発以降、シリアで犯した犯罪の証拠を集める国際的なメカニズムを創設した。

パレスチナ難民を支援する国連機関(UNRWA)の権限を尊重し、その活動の継続を認めるようイスラエルに求める2つ目の決議案は、水曜日に159対9の賛成多数で可決された。

イスラエルは、一部のUNRWA職員がハマスの壊滅的な攻撃に参加したと非難した後、1月28日からUNRWAを禁止することを決議した。

AFP

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