
エルサレム:イスラエルは木曜日、フーシ派が発射したミサイルを迎撃した後、フーシ派が使用しているとみられる港湾とエネルギーインフラを攻撃したと発表した。
イスラエル軍は、「イエメンのフーシ派の軍事目標(サヌアの港湾やエネルギー・インフラを含む)を正確に攻撃した」と述べた。
この発表は、イスラエルがイエメンから発射されたミサイルを迎撃したと発表した直後に行われた。
フーシ派に属するメディアチャンネル「アル・マシラ」は、イエメンの首都サヌアと港湾都市ホデイダで一連の「攻撃的な襲撃」が行われたと伝えた。
同チャンネルは、イエメンの首都サヌアでは「2つの中央発電所を標的とした」空襲を報告し、ホデイダでは「敵は港を標的とした4回の攻撃的な空襲を行い…石油施設を標的とした2回の空襲を行った」と伝えた。
イスラエル軍がイエメンからのミサイルを迎撃したのは今週2度目である。
月曜日、フーシ派は、ミサイル発射は「ヤッファ占領地域にあるイスラエルの敵の軍事目標」を狙ったものだと主張した。
また月曜日には、イスラエル海軍のミサイル艇が、イエメンから発射されたドローンを地中海で迎撃した。
フーシ派武装勢力は、パレスチナ人と連帯して行動していると述べ、「ガザへの侵略が停止し、包囲が解かれるまで」作戦を継続すると月曜日に宣言した。
12月9日、フーシ派のものとされる無人機がイスラエル中部の都市ヤブネの住宅ビルの最上階で爆発したが、死傷者は出なかった。
7月には、テルアビブでフーシ派の無人機攻撃によりイスラエル市民が死亡し、イエメンのホデイダ港への報復攻撃を引き起こした。
フーシ派は紅海やアデン湾の海運も定期的に標的にしており、アメリカ軍や時にはイギリス軍によるフーシ派の標的への報復攻撃につながっている。
イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は、フーシ派は「世界的な脅威」になっていると述べ、イランによる武装勢力への支援を指摘した。
「我々は、中東の誰に対しても、イスラエル国家を脅かす誰に対しても、行動を続ける」と語った。
AP