
ダマスカス:シリア人権監視団は水曜日、シリア内戦で52万8500人以上が死亡したと発表した。
この総死者数には、アサド政権が打倒された後、拘置所や集団墓地へのアクセスが容易になったことで、最近になって死亡が確認された2011年以降の数千人が含まれている。
英国に拠点を置く同監視団体は、2014年にシリアで起きた戦闘により、6,777人(その半数以上は民間人)が死亡したと発表した。
AFPは、これらの数字を独自に確認することはできなかった。
シリア内戦は2011年、政府による民主化デモの残忍な弾圧をきっかけに勃発し、国外に数百万人が流出する壊滅的な紛争へと発展し、外国勢力の介入を招いた。
監視団の発表によると、昨年はシリア全土で240人の女性と337人の子供を含む3,598人の民間人が死亡した。
さらに、旧体制の兵士に加え、「イスラム武装集団」や過激派の戦闘員3,179人も死亡したという。
2023年には、監視団は4,360人の死者を報告し、その中には1,900人近い民間人も含まれていた。
12月には、武装勢力がアサド政権を打倒し、急速な攻勢により政権を掌握し、同家による50年以上にわたる強権政治に終止符を打った。
2011年以来、シリア国内の情報筋のネットワークを持つモニターは、アサド政権の刑務所で「拷問、医療過失、劣悪な環境」により6万4000人以上が死亡したと記録している。
AFP