• ゴム弾で撃たれた「空腹」デモの抗議者は死亡、葬儀の喪主はウイルスのロックダウンに抗議
• 銀行、軍の車両に火が付けられ、通貨の暴落と物価上昇に街頭で怒りの声

ナジャ・アル・フッサリ

ベイルート：レバノンの抗議者が警察に撃たれて死亡した。人々が外出禁止令を無視し、通貨暴落と食料品価格の高騰に怒り、再び街に繰り出したため、激しい衝突が起きた。

数十人の抗議者が銀行を攻撃し、軍の車両に火をつけ、トリポリの街頭デモは暴動に変わった。

軍が催涙ガスとゴム弾で抗議者に立ち向かった際、レバノン軍の将校6人が負傷し、40人以上が負傷した。

26歳のファワズ・アル・サンマンさんは、衝突の最中にゴム弾に打たれて病院に運ばれたが、負傷のため死亡した。

新型コロナウイルスの拡散を抑制するための大規模な集会の禁止を無視して、何百人もの人々が犠牲者の葬儀に集まった。

アル・サンマンの父親は息子を 「空腹デモの一人 」と表現しました。

レバノンの陸軍司令部はその後、「月曜日の抗議行動中に犠牲者が出たことを深く遺憾に思う」と表明し、事件の調査を開始したと述べた。

軍は暴力を扇動した「潜入者」を非難し、銀行や軍の車両に火をつけたり、治安部隊に手榴弾を投げつけたりしたとして、9人が逮捕されたと述べた。

先週、政府がコロナウイルスの蔓延を抑制するための封鎖を緩和し始めたため、反政府デモが増加した。

抗議行動が火曜日にベイルートに広がった後、何百人もの活動家が殉教者広場をパレードし、「革命、革命」と訴えながら道路を封鎖し、軍の車両に石を投げた。

抗議者たちはラス・アル・ナバアのアウディ銀行に放火し、正面を破壊した。

国連のレバノン特別調整官、ヤン・クビッチュ氏は、「トリポリでの悲劇的な出来事」は同国の政治指導者への警告であると述べた。

「今は決着をつけたり、銀行を攻撃したりするのに適した時期ではない。むしろ、今こそ、全国の絶望的な貧困と飢えに苦しむレバノン人の大多数に具体的な支援を提供しなければならない」

ハッサン・ディアブ首相は閣議で、「人々が街頭に出て再び怒りを表現するのは当然のことであり、特に政府が汚職の調査を開始するのを妨げる政治的な試みがあったことが判明した後である 」と述べた。

しかし、今回の攻撃では 「治安の安定を揺るがす悪意のある意図が見えてきた 」と述べた。

「それは危険な行動だ。安定性を損なうことは禁じられている」

マラダ運動のリーダーであるスレイマン・フランギー氏は、次のように述べています。「我々は、忍耐と強さと信仰を必要とする、醜く厳しいステージに向かっている」

ヒズボラは火曜日、国を崩壊寸前まで追い込んだ金融政策の責任を、中央銀行総裁のリアド・サラメ氏だけに問うことを撤回した。「サラメは責任があるが、彼だけではない。現在の危機は、前政権の長年の政策の積み重ねの結果だ」とヒズボラの副リーダー、シェイク・ナイム・カセム氏は語った。

その間、国民航空会社MEAは外国からのレバノン人を戻す飛行を再開した。6便はキプロス、ダンマム、パリ、ラゴス、コンゴ共和国から火曜日に到着した。