
エルサレム:2023年10月7日にハマス系の戦闘員に人質として捕らえられたイスラエル人ベドウィンのユセフ・ジヤドネさんの遺体がガザ地区のトンネル内で発見された。また、彼の息子も殺害された可能性を示す証拠も発見されたと、イスラエル軍は水曜日に発表した。
ユセフ・ジヤドネさんがどのようにして殺されたのかは明らかにならなかったが、ナダブ・ショシャニ中佐は彼の死は最近のものではないと述べた。
「我々は現在、彼の死の状況を調査しており、また、彼の息子に関しても調査している」と、同氏は記者団とのブリーフィングで述べた。
「これらの調査結果は彼の命に懸念を投げかけており、現在も調査中である」と、同氏は詳細を明らかにすることなく述べた。
イスラエル・カッツ国防大臣は声明で、2人の遺体が発見されたと発表していた。
ショシャニ氏によると、特殊部隊が火曜日にガザ南部のラファ地区のトンネルで「複雑かつ困難な作戦」を実施し、ハマスまたは他のパレスチナ武装勢力の武装警備員の遺体の近くで、ジヤドネさんの遺体が発見されたという。
同じ時期に誘拐されたジヤドネさんの他の2人の子供たちは、2023年11月に実施されたパレスチナ人囚人と人質との交換で解放された。
ジヤドネさんの遺体が発見されたのは、ガザ地区での戦闘を停止し、イスラエルに拘束されているパレスチナ人囚人の一部を釈放する取引の一環として、残りの人質を解放するためにドーハで交渉が続けられていた最中であった。
イスラエルは、15ヶ月前にハマスの戦闘員が国境を越えて襲撃した後にガザ地区への攻撃を開始し、イスラエルの集計によると1200人が死亡、250人以上が人質となった。
ガザ地区の保健当局によると、イスラエルのハマスに対する空爆と地上戦により、4万6000人以上のパレスチナ人が死亡した。
ロイター