
エルサレム:イスラエル刑務局は金曜日、ガザ停戦合意の一環としてパレスチナ人囚人が釈放される際に「喜びの表現」を防ぐ措置を取っていると発表した。
声明では、ガザ地区で拘束されているイスラエルの人質と交換する形で囚人の釈放を行う準備を進めていると発表し、首相府は日曜日に開始される可能性があると述べた。
刑務所当局は、エルサレム近郊と南部のアシュケロン近郊にある2つの刑務所が、釈放される囚人を集めるなど、釈放に向けた準備を開始したと発表した。
「イスラエル刑務局のコービ・ヤコビ少将は、アシュケロンおよびイスラエルのその他の地域で喜びの感情を露わにしないよう指示した。シクマ刑務所からの護送には、赤十字国際委員会の民間バスは使用しない」と声明は述べた。
ジュネーブに本部を置くICRCは、2023年11月にガザ地区で拘束されていた105人の人質が解放された際、そのうちの80人のイスラエル人が240人のパレスチナ人捕虜と交換された、過去唯一の捕虜交換を監督した。
声明によると、移送は刑務所サービスの「特別部隊」が担当する。
また、ヤコビ氏は釈放予定の囚人たちに「イスラエル国内で喜びを表現しないように」と伝えた。
イスラエルの安全保障会議は金曜日にこの取引を承認し、現在、閣議にかけられている。
極右のイタマル・ベングビール国家安全保障相は金曜日の声明で、政治的同盟者たちにこの取引を拒否するよう促し、釈放に言及した。
同相は、イスラエル人を殺害した罪で「終身刑」を宣告されているパレスチナ人が、イスラエルおよび占領下のヨルダン川西岸地区で釈放されると述べた。
「私はリクードと宗教シオニズムの友人たちに呼びかける。まだ間に合う。政府会議の前に、この合意はまだ阻止できる」と、彼は与党連合軍の他の2つの政党について言及した。
停戦の最初の42日間、双方の調停者および当局者によると、数百人のパレスチナ人囚人と引き換えに33人の人質が解放されることになっている。
AFP