• 「米国はこの決定の実施を支持する」と、米国の国連代表であるドロシー・シア氏は述べた

国連：イスラエルは、国連のパレスチナ人救済機関であるUNRWAおよびその代理として活動するその他の機関との一切の接触を停止すると、火曜日に国連特使が発表した。

イスラエル国内のUNRWAの事務所とスタッフは、パレスチナ人への医療と教育の提供において重要な役割を果たしているが、イスラエル当局は長年にわたり、この機関と対立してきた。

UNRWAは、2023年10月7日のイスラエルへの攻撃に続く戦争開始以来、ガザ地区に供給された食料の60パーセントを調達したと主張している。

「この法律は、国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）がイスラエル国の主権領域内で活動することを禁じ、イスラエル当局とUNRWAとの接触を一切禁じている」と、ダニー・ダノン特使は述べた。

イスラエルが48時間以内に、同機関のイスラエルにおける法的根拠を打ち切る法律を可決したことを受け、国連安全保障理事会の会議に先立っての発言である。

「イスラエルは、UNRWAまたはUNRWAを代表する者とのあらゆる協力、連絡、接触を打ち切る」と、同氏は述べた。

イスラエルは、2023年10月7日の致命的な襲撃事件に12人のUNRWA職員が関与していたと主張し、他の組織が重要なサービス、支援、復興を代替して提供できると主張しているが、これは国連が否定している。

フランスの元外相、カトリーヌ・コロナ氏率いる調査団を含む一連の調査により、UNRWAには「中立性に関する問題」があることが判明したが、イスラエルは主要な主張の証拠を提示していないと強調した。

UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長は、「何百万人ものパレスチナ人に直接的なプライマリーヘルスケアを提供し、数十万人の子供たちの教育を再開する能力は、他のいかなる組織よりもはるかに優れている」と述べた。

同氏は、イスラエルのUNRWAに対する行動は「容赦ない攻撃」であり、「占領下のパレスチナ全域のパレスチナ人の生活と将来を脅かしている」と述べた。

「国際社会に対する彼らの信頼を損ない、平和と安全への見通しを危うくしている」と彼は述べた。

しかし、米国は中東における最も親しい同盟国の動きを支持し、ラザリーニ氏が決定の影響を誇張していると非難した。

「米国はこの決定の実施を支持する」と、米国の国連代表であるドロシー・シア氏は述べた。

「UNRWAが法律の影響を誇張し、人道支援全体を（国外に）追いやると示唆しているのは無責任で危険だ」と彼女は述べた。

「必要なのは、人道支援や不可欠なサービスの提供が中断されないようにするにはどうすればよいかについて、微妙なニュアンスを含めて議論することだ。UNRWAは唯一の選択肢ではないし、これまで一度も唯一の選択肢だったことはない」

AFP通信がイスラエルの公式発表を基に集計したところによると、ハマスによる10月7日のイスラエルへの攻撃により、主に民間人1,210人が死亡した。

この攻撃の際、武装勢力は251人の人質をガザ地区に連行した。そのうち87人が依然として同地区内に留まっており、その中にはイスラエルが死亡したと発表した数十人も含まれている。

イスラエルの報復攻撃により、ガザ地区では少なくとも47,317人が死亡した。その大半は民間人である。これは、国連が信頼に足るとみなしているハマスが運営するガザ地区の保健省の数字によるものである。

イスラエルとハマスとの間で停戦と人質解放の合意が成立し、15ヶ月以上にわたる戦争に終止符が打たれる見通しとなった。

戦闘により深刻な人道危機が引き起こされ、病院が破壊され、感染症の発生が相次いだ。ガザ地区では数十万人が飢餓状態に直面し、食糧援助に頼らざるを得ない状況となっている。

「しかし、私たちは、それが不可能になるまで、ここに留まり、支援を続ける決意です」とラザリーニ氏は述べた。

AFP