
エルサレム:イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ガザ地区での戦争を巡り前政権と緊張関係にあった米国との関係強化を目指し、ドナルド・トランプ米大統領との会談のため、日曜日にイスラエルを出発する準備を進めている。
先月のトランプ大統領就任後、最初にトランプ大統領を訪問した外国の首脳であるネタニヤフ首相は、ガザ地区での停戦が維持されている状態で出発し、今週開始予定の第2段階に向けた交渉を行う。
「我々が戦争で下した決断はすでに中東の様相を変えている」と、同氏は出発前の空港で語った。
「我々の決断と兵士たちの勇気が地図を塗り替えたのだ。しかし、トランプ大統領と緊密に協力すれば、さらに良い方向に塗り替えることができると信じている」
ガザ地区での戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所から逮捕状が出されているネタニヤフ首相は、トランプ前大統領の前任者であるジョー・バイデン氏との関係がぎくしゃくしており、2022年末に政権に復帰して以来、ホワイトハウスを訪問していない。
ロイター