アミン・アッバス

ドバイ：海外進出に伴う様々な問題をワンストップで解決することを強みとするドバイの新たな日系商社「Work and Fun Global Trading」が、レストラン「Sushi Samba」において日本食フェアを開催し、様々な種類の寿司や冷涼な日本茶を紹介した。

同社の細川眞紀子代表取締役（CEO）はアラブニュース・ジャパンの独占インタビューに応じ、「その景観のため、Sushi Sambaの立地は重要でした。私たちのフードフェアにご来場いただき、商品を試食・試飲してくださった方々から好意的なフィードバックを頂き、大変嬉しく思っています」と同イベントの所感を伝えた。

同社の今後の活動について細川CEOは、さらに多くの日本の商品をドバイに紹介したいと語った。「日本の魅力がまだドバイに届いていないのは、残念なことだと思います。私は現在サプライヤーですが、いずれここでショールームや食料品店を開きたいと考えています」と述べた。

また同CEOは「私は2016年に初めてドバイに来たのですが、当時、ここには日本製品がそれほどありませんでした。それ以来、ドバイへの輸入の難しさ、商品登録の難しさなど多くのことを学びました」と会社設立時の話にも触れた。

「そこで私は、中東ではまだ認知されていない良いものが日本にはたくさんあるという事実に可能性を感じました。日本の会社を売却して、ドバイに骨を埋めるつもりでこの地に来ました。しかし、ドバイでは商品を試したり使ってみたりしないと事業が始まりません。今回のイベントはその第一歩です。まずは一人でも多くの人に参加してもらい、日本の素晴らしさを知ってもらうことから始めます。将来的にはお店を開き、さらに多くの人に日本の良さや日本の商品、日本に関する情報を知ってもらえるような場所を作りたいと思っています」と細川CEOは語った。