• 即応支援部隊（RSF）は、フランスと同等の面積を持つ西部地域ダルフールの大半を支配している
• 国連支援機関によると、ダルフールでは約700万人が危機的な飢餓状態にある

スーダン、ポートスーダン：国連は月曜日、内戦で疲弊し飢饉の危機に瀕しているダルフール地域への支援を妨害しているとして、スーダンの民兵組織、即応支援部隊（RSF）を非難した。

2023年4月以来、正規軍と戦闘状態にあるRSFは、フランスと同等の面積を持つ西部のダルフール地方のほぼ全域を支配している。

5月以来、RSFは北ダルフール州のエル・ファシェルを包囲し、近隣の避難民キャンプを攻撃している。

「RSFの人道支援機関が課している根強い制限や官僚的なハードルが、救命支援を切実に必要としている人々への支援を妨げている」と、スーダンに常駐する国連人道的調整官のクレメンタイン・ヌクウェタ＝サラミ氏は述べた。

「世界は注視している。スーダンの人道支援コミュニティが…不可欠な支援を提供できないことは容認できない」と、彼女は声明で述べた。

国連支援の「統合食糧安全保障段階分類」によると、北ダルフール州の5つの地域で飢饉が宣言されており、5月までにさらに5つの地域に広がることが予想されている。

IPCの統計によると、ダルフールでは約700万人が危機的な飢餓状態にある。

国連は月曜日、簡素化された官僚手続きと、不当な干渉の排除を強く求めた。「これには、後方支援の要求や特定の業者との強制的な契約も含まれる」

戦争が始まって以来、人道支援活動家たちは双方による妨害、援助物資の略奪、救援スタッフへの脅迫を報告している。

この紛争により、数万人が死亡し、1200万人が家を追われ、世界最大の飢餓と避難民危機が生じている。

国連によると、スーダン全土でおよそ2500万人が深刻な食糧不足に直面している。

AFP