
ドバイ:エジプトの大統領は水曜日、国際社会に対し、戦争で荒廃したガザ地区をパレスチナ人を移住させることなく再建する計画を採択するよう呼びかけた。
アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、マドリードで行われたスペイン首相との記者会見で、「我々は、国際社会がパレスチナ人を移住させることなく、ガザ地区を再建する計画を採択することの重要性を強調した」と述べた。
トランプ大統領は、パレスチナ住民を再定住させた後、この小さな飛び地を国際的なビーチリゾートに再開発する計画を提案している。彼はヨルダンとエジプトにパレスチナ人を受け入れるよう呼びかけた。
エジプトとヨルダンは、他のアラブ諸国とともにこの計画を拒否し、トランプ大統領の提案に対抗する代替案に取り組むと述べたが、真剣に進展している様子はない。
エルシーシ氏は、パレスチナ自治区と近隣のアラブ諸国であるシリア、レバノン、ヨルダンの数百万人に援助、医療、教育サービスを提供している国連パレスチナ難民救済機関(UNRWA)は、パレスチナ人にとってなくてはならない存在だと付け加えた。
UNRWAは、イスラエルの法律が10月にイスラエルの土地(イスラエルが国際的に認められていない動きで併合した東エルサレムを含む)での活動を禁止し、1月30日からイスラエル当局との接触を禁止したため、ガザ地区とヨルダン川西岸地区での活動に支障をきたすだろうと述べた。
アラブ首長国連邦のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領は水曜日、アメリカのマルコ・ルビオ国務長官に対し、パレスチナ人を彼らの土地から追い出す提案を拒否すると述べたと、国営通信WAMが報じた。
エジプト、サウジアラビア、ヨルダン、UAE、カタールの首脳は、3月にカイロで開催されるアラブ連盟首脳会議に提出する前に、今月リヤドでこの計画について話し合う予定だ。
ロイター