
ダマスカス:シリアのアフメド・アル・シャラア新大統領は、12月のバッシャール・アサド政権打倒以来、両国間で初めてとなる公の場で、駐ダマスカス中国大使と会談した、とシリア国営メディアが金曜日に伝えた。
アサド政権を支持していた中国は、アサド政権崩壊後、ダマスカスの大使館が略奪されるのを見た。シリアのイスラム主義新政権は、ウイグル族を含む一部の外国人戦闘員をシリア軍に配備した。北京はウイグル人に対する虐待の非難を否定している。
シリアの国営通信SANAは、シャラア氏とシーホンウェイ大使との会談を報じたが、話し合われた内容の詳細は明らかにしていない。
イスラム革命を輸出せず、シリアの大規模な少数民族に寛容な統治を行うという公約にもかかわらず、イスラム過激派数人に上級レベルの公的役割を与えるという決定は、新政権の意図を恐れる外国政府やシリア国民を不安にさせる可能性がある。
2015年、中国当局は、東南アジアを経由してトルコに逃れた多くのウイグル人が中国にジハードを持ち帰ることを計画しており、「テロ活動 」に関与している者もいると述べた。
中国の習近平国家主席は、外部からの干渉に対してアサドを支援すると宣言していた。2011年にシリア内戦が始まって以来、国際的な孤立が続いていたアサド大統領を、習近平国家主席は、2023年の訪中時にアサド大統領夫妻を温かく迎えた。
アサドは1年後、旧アルカイダ系のハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)率いる反体制派連合軍による迅速な攻撃で打倒され、54年にわたる一族の支配に終止符が打たれた。
ロイター