• 提携は「最先端の知識と実務経験を組み合わせた革新的な教育プログラムを提供し、デザイナー、ブランドオーナー、投資家がファッション界で成功するための基盤を構築する」ことを目的としている

リヤド：サウジファッション委員会は、フランス・モード協会およびミスク財団と提携し、新たな教育イニシアティブを開始したと、サウジ国営通信が土曜日に報じた。

SPAによると、この提携は「最先端の知識と実務経験を組み合わせた革新的な教育プログラムであり、デザイナー、ブランドオーナー、投資家がファッション界で成功するための基盤を構築する」ことを目的としている。

このイニシアティブは、5つのトレーニングコースで構成されており、そのうちの「ファッションにおけるエグゼクティブ・ビジネス・マネジメント資格」は、バーチャルトレーニング、リヤドおよびパリでの対面式トレーニング、プロジェクト開発という3つの段階から成る。リヤドでの予備セッションでは、企画、マーケティング、販売、ブランドアイデンティティ、ビジネス戦略、ビジュアルマーチャンダイジングを取り上げ、パリでのセッションでは、デジタルマーケティング、財務管理、製品開発、生産に重点を置く。

上級サステナビリティ実践コースは、バーチャルトレーニングとリヤドでの対面式セッションを通じて実施される。このコースでは、ファッションサステナビリティの基礎、循環型ファッション経済、サステナブルなファッションイノベーションとテクノロジー、そして実用的なビジネスモデルを通じたサステナビリティ対策と社会的責任の実践について学ぶ。

デザインリサーチコースでは、「グローバルなトレンドと地域の伝統を結びつける」ことを目的としている。6日間のプログラムでは、ファッションコレクションの開発に不可欠なプロジェクトの主要ガイドラインを確立する一方、「現代のグローバルなファッション、伝統的な素材、地域の織物、建築の影響の間の創造的な交差点を探求する」とSPAは報告している。2段階に分かれたコースでは、バーチャル学習とパリでの実地研修を組み合わせている。

リヤドでの7日間のビジュアルマーチャンダイジングおよびコマースコースでは、ブランド構築の基礎、マーケティングの要点、ビジュアルディスプレイのテクニック、トレンド分析と予測、ビジネス洞察力、流通戦略をカバーする。

ファッション写真コースでは、リヤドで6日間の集中トレーニングを提供し、「ファッション業界におけるビジュアルストーリーテリングに焦点を当て、理論的知識と実践的応用を融合させたファッション写真の包括的な探究」を行うとSPAは述べている。

ファッション委員会は、IFMとミスク財団との提携により、「ファッション教育の水準を高め、競争の激しいファッション業界で卓越した能力を発揮するための基礎的なツールを個人に提供することを目指している」とSPAは結論づけた。