
ナイロビ:スーダンの準軍事組織である即応支援部隊(RSF)と政治・武装グループの連合軍が、戦乱に苦しむ同国に並行政府を樹立するための憲章に署名したと、情報筋が日曜日に伝えた。
ナイロビで夜通し行われた署名式の主催者側近筋はAFPに対し、「完了した」と語った。
署名者らは、憲章がスーダンの反政府勢力が支配する地域における「平和と統一の政府」の実現への道筋をつけると述べた。
この動きは、正規軍との壊滅的な戦争がほぼ2年を経て、1200万人以上を故郷から追いやり、国連が世界最悪の飢餓と避難民危機と呼ぶ事態を引き起こした。
署名は何度も延期され、ケニアの首都で非公開で行われた。
署名者の1つは、南部のコルドファン州と青ナイル州の一部を支配するアブデルアジズ・アル・ヒルゥ氏率いるスーダン人民解放運動・北(SPLM-N)の一派である。
RSF司令官のモハメド・ハムダン・ダガロの副官であり、兄弟でもあるアブデル・ラヒム・ダガロ氏も署名したが、RSF司令官は欠席した。
AFPが入手した憲章は、「いかなる文化的、民族的、宗教的、あるいは地域的なアイデンティティにも偏ることなく、自由、平等、正義に基づく、世俗的で民主的な分権国家」を求めている。
また、「スーダン国家の特徴である多様性と多元性を反映する」新たな軍事ドクトリンに基づく「新たな統一されたプロフェッショナルな国家軍」の計画も概説している。
憲章によると、提案された政府は、戦争を終結させ、人道支援を妨げないことを確保し、武装集団を単一の国家軍に統合することを目的としている。
準軍事部隊を正規軍に統合することに関する論争が引き金となり、RSFと軍の間で始まった戦争では、双方が戦争犯罪の容疑で告発され、数万人が死亡した。
この紛争により、国は二分され、軍が北部と東部を支配する一方、RSFはダルフール西部のほぼ全域と南部の広範囲を掌握している。
AFP