
ジュネーブ:スーダンの軍隊と即応支援部隊(RSF)の戦争における性的暴力の犠牲者の中に、乳幼児を含む5歳未満の子どもが含まれていることが、国連の児童機関ユニセフが火曜日に発表した調査結果で明らかになった。
国連機関は、スーダンを拠点に性暴力の被害者を支援する団体が作成したデータベースを引用し、昨年以降に登録された221件の子どもに関する事例のうち、16件が5歳未満であり、うち4件が1歳児であることを示した。被害者の約3分の1は男児だったという。
このデータベースには全国からの事例が含まれているが、援助活動家や権利団体は、スティグマ、報復への恐れ、医療施設へのアクセス不足が報告を制限しているため、このデータベースは事例のほんの一部に過ぎないと考えている。
ユニセフが引用した生存者の中には、暴行の結果妊娠し、親族から拒絶され、さらなる苦難を強いられたという者もいる。
他の女性や少女と一緒に監禁されていたある女性の言葉を引用すると、「夜9時を過ぎると、誰かが鞭を持ってドアを開け、少女の一人を選んで別の部屋に連れて行く。少女が泣き叫ぶ声が聞こえた」
「彼らは夜明けにしか少女たちを解放せず、ほとんど意識不明の状態で戻ってくる」
ユニセフは、国際法を尊重するよう双方に呼びかけている。RSFも軍も、コメントの要請には即座に応じなかった。
ユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長は、記者団に送った声明の中で、「幼い子どもたちが武装した男たちにレイプされていることは、誰にとっても衝撃的であり、直ちに行動を起こさなければならない」と述べた。
戦争は2023年4月、民政移管を前に軍とRSFの権力闘争から勃発し、大規模な避難民と飢餓危機を引き起こした。
国連の事実調査団は、性的虐待のレベルを「驚異的」と表現した。判明している事例の大半はRSFとその同盟組織によるものであり、軍が支配する地域では報告がより困難であると指摘した。
RSFと同盟するアラブ民兵による民族的標的を定めた攻撃で集団レイプされたという女性の報告もある。
国連人権チーフのフォルカー・ターク氏は先週、スーダンで報告されたレイプ事件の半数以上が集団レイプであり、「性的暴力が戦争の武器として使われていることを示すものだ」と述べた。
RSFはこれまで、疑惑を調査し、加害者を裁きにかけると述べてきた。
ロイター