
バイデン氏は、当選すればパレスチナ人への支援を回復すると語る
アラブニュース
ロンドン: 2020年の民主党大統領候補となることが予想されるジョー・バイデン氏は水曜日、大統領に選ばれれば、コロナウイルスの世界的大流行によりさらなる支援要求が拡大する中、米国のパレスチナ人に対する支援を再開すると語った。
ドナルド・トランプ大統領は、国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対する年間拠出金のうちの3億6,000万ドルを含め、パレスチナ人への米国のほとんどすべての援助を停止している。
同機関の ワシントン事務所長エリザベス・キャンベル氏は火曜日、米国の資金拠出停止により、同機関には今月末までに運営するのに十分な資金しか残っていないと語った。
バイデン氏は水曜日の資金集めのパーティーにおいて、「海外援助は、我々が深刻な経済的危機に瀕している中では受け入れ難い面がありますが、それでも予算全体の1%未満に過ぎません。」と発言している。
彼はまた、「パレスチナ人に対する数十年にわたる経済援助と安全保障への取り組み」を再開することを約束し、もしこれが適切に使用されるなら「イスラエルの利益にもなる」と語った。
バイデン氏は、イスラエルの米国大使館をテルアビブからエルサレムに移転するという非常に物議を醸したトランプ大統領の決定の板挟みになっている。
しかしバイデン氏はまた、ワシントンのパレスチナ代表部を再開し、東エルサレムの米国領事館を再開するための努力を始めるとも語った。
「イスラエルとパレスチナの平和のために今一番重要なのは、パレスチナ人との対話を再開し、イスラエルに二国家解決を不可能とするような行動を起こさないよう圧力をかけることです」とバイデン氏はジューイッシュ・テレグラフィック・エージェンシーに語った。