
イスタンブール:同市のエクレム・イマモール市長の投獄をめぐり、トルコの主要野党であるCHPの呼びかけで、土曜日にイスタンブールで大規模な抗議デモが行われる予定である。同党の重鎮であるイマモール氏の逮捕は、この10年間で同国最大の10日間にわたる街頭デモを引き起こした。
イマモール氏の拘留は、人権団体から強く非難され、海外からも批判の声が上がり、抑圧的な政府の対応を促した。
イスタンブールのアジア側マルテペで、グリニッジ標準時午前9時に始まるこのデモは、火曜日以来のCHP主導のデモであり、日曜日から始まるラマダンの終わりを祝うイード・アル・フィトルの前日に行われる。
エルドアン大統領に対抗できる、唯一のトルコ人政治家と広く見なされているイマモール氏は、収監された日に2028年の大統領選におけるCHPの候補者に選出された。
「イマモール氏の候補者指名は、正義と国家の主権を保証する旅の始まりである。マルテペに行こう。そして、力を合わせて権力への行進を始めよう!」 CHPのオズギュル・オゼル党首はXに投稿した。
同氏の逮捕に対する抗議活動はトルコ全土に急速に広がり、CHPが呼びかけたイスタンブール市庁舎前の大規模な夜間デモには、多くの群衆が参加し、しばしば機動隊との激しい衝突に発展した。
先週火曜日に行われた集会が最後となったが、学生グループは独自の抗議活動を継続しており、警察による弾圧により2,000人近くが逮捕されたが、そのほとんどが覆面を着用していた。
逮捕者には、3月22日から25日の間に逮捕された未成年者20人も含まれており、うち7人は依然として勾留されているとイスタンブール弁護士会が金曜日に発表した。
イスタンブールでは、少なくとも511人の学生が拘束され、その多くは明け方の強制捜査によるもので、そのうち275人が収監された、とフェルハット・グゼル弁護士はAFPに語った。
当局は報道機関への取り締まりも強化しており、5日間で13人のトルコ人ジャーナリストを逮捕し、BBC特派員を国外追放し、イスタンブールに飛び込みでデモの取材を試みたスウェーデン人記者を逮捕した。
木曜日には11人のジャーナリストが釈放されたが、その中にはAFPのカメラマンであるヤシン・アクグル氏も含まれていた。金曜日にはさらに2人が拘束され、イマモール氏の弁護士であるメフメト・ペリバン氏も拘束されたが、後に条件付きで釈放された。
木曜日にトルコに飛び込み、デモの取材を行っていたスウェーデン人ジャーナリストのヨアキム・メディン氏は、金曜日に勾留されたと、所属先のDagens ETCがAFPに伝えた。同社は、容疑が何であるかは現時点では不明であると述べた。
「告発は100%虚偽」
トルコのメディアによる未確認の報道によると、メディン氏は「大統領侮辱」と「テロ組織への所属」の容疑で勾留されているという。
「私はこれらの告発が偽りであることを知っている。100パーセント偽りだ」と、Dagens ETCの編集長アンドレアス・グスタフソン氏はXに投稿した。
スウェーデンのマリア・マルメル・ステネルガード外相はソーシャルメディアへの投稿で、同国はメディン氏の逮捕を「深刻に受け止めている」と述べた。
BBCのジャーナリスト、マーク・ローウェン氏は、水曜日に「公共の秩序に対する脅威」という理由で、トルコ当局に17時間拘束された後、国外追放されたと放送局は伝えた。
トルコの通信局は、国外追放の理由を「認定不足」としている。
拘束された多くの人々を支援している法律関連の非政府組織(NGO)であるMLSAの共同ディレクター、バルシュ・アルティンタス氏はAFPに対し、当局は「抗議活動の報道を制限することに非常に固執しているようだ。そのため、報道機関に対する弾圧は続くだけでなく、さらに強まるのではないかと懸念している」と語った。
AFP