

ドバイ/リヤド:アラブ首長国連邦(UAE)外相は日曜日、アブダビでイスラエル側と会談し、ガザ紛争の停戦の必要性を訴えた。
アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外相は、イスラエルのギドン・サール外相と「ガザ地区で悪化している人道的危機」と停戦に向けた努力について話し合った、と同省のウェブサイトに掲載された声明は述べた。
この会談には、UAEのサイード・ムバラク・アル・ハジェリ経済貿易担当大臣補佐官とモハメド・マフムード・アル・カジャ駐イスラエルUAE大使が出席したという。
サール氏はXのプラットフォームに、アブドゥラー外相との2回目の会談だったと書いている。
UAEとイスラエルは、アメリカが仲介したアブラハム合意の一環として、2020年に関係を樹立した。しかし、2023年10月にハマスがイスラエルを攻撃してガザ戦争が始まって以来、二国間の接触はほとんどなかった。
アブドゥラー外相は、停戦と人質解放に向けた取り組みの優先順位と、地域における紛争のさらなる激化を避けることの重要性を強調した。
同外相はまた、「2国家解決策に基づく包括的な和平を達成するための交渉再開に向けて、真剣な政治的展望を進めることが緊急に必要であることを繰り返した」と付け加えた。
彼は、「パレスチナ人民を支援するUAEの長年の友好的かつ歴史的な姿勢を再確認し、パレスチナ人民と彼らの自決権を支援することへの揺るぎないコミットメントを強調した」とも述べた。
UAE外相はさらに、「この地域における過激主義、緊張の高まり、暴力を終わらせることの重要性を強調した」
イスラエルが先月、米国が仲介した停戦協定を無視して軍事攻撃を再開した後、ガザを攻撃し続け、家屋を破壊し、より多くの市民を殺害した。
ハマスが統治するガザの保健省が発表した最新の死傷者数では、イスラエル軍が攻撃を再開して以来、1,330人以上が死亡している。
同省によれば、戦争勃発以来の全体的な死者数は50,695人に達している。
戦争は、ハマス率いる武装勢力が2023年10月7日にイスラエルを攻撃し、約1200人を殺害、251人を人質に取ったことから始まった。ガザでは現在も59人の人質が拘束されており、うち24人は生存しているとみられている。
イスラエルが意図的に民間人を狙ったと思われる最新の犠牲者の中には、赤新月社の15人の衛生兵が含まれており、その遺体はわずか1週間後に回収された。
AFP