
ワシントン:米国務省は24日、イスラエル軍によるパレスチナ系米国人ティーンエイジャーの殺害について承知しており、この事件に関するさらなる情報を求めていると述べた。
国務省の報道官は、米国籍のオマル・モハマド・ラベア君(14)が殺害され、他の2人の若者が射殺された事件について記者団に質問され、このようにコメントした。
国務省報道官は、「我々はそのような動きを確かに認識している。捜査が進んでいる。我々は、これが対テロ行為であったという国防総省からの報告を承知している」
パレスチナ外務省は、週末の事件はイスラエル軍による 「超法規的殺害 」であると非難した。地元市長は、ラベアくんは他の2人のティーンエイジャーとともにイスラエル人入植者によって撃たれ、イスラエル軍は彼を拘束した後、死亡を宣告したと述べた。
イスラエル軍は、石を投げつけて市民を危険にさらした 「テロリスト 」を射殺したと述べた。
国務省報道官は、「我々は、現場で何が起こっていたのかの全体像を把握していない」と付け加えた。
イスラエルはヨルダン川西岸地区で入植地を拡大・強化し、国際法に違反する形でイスラエルへの統合を進めている、と国連人権事務局は先月発表した。
ヨルダン川西岸地区における入植者の暴力は、占領地への侵入や襲撃を含め、イスラエルによるガザ戦争が始まって以来激化しており、ガザの保健省によれば5万人以上が死亡し、イスラエルが否定している大量虐殺や戦争犯罪の非難につながっている。
イスラエルの集計によると、ガザでのイスラエルの猛攻撃は、2023年10月のハマスの攻撃に続くもので、1200人が死亡し、約250人が人質に取られた。
ロイター