
ハルツーム:AFP通信によると、スーダンの準軍事組織による砲撃により、ダルフール避難民キャンプで少なくとも15人の市民が死亡した。
これに先立ち、即応支援部隊(RSF)は、ダルフールで正規軍の支配下にある最後の都市、エルファシャーに通じる重要な町、ウム・カダダを占領したと発表した。
「アブ・シューク・キャンプはRSFによって120ミリ砲と82ミリ砲でキャンプ内とニファシャ市場を砲撃され、少なくとも15人が死亡、25人が負傷した」とキャンプのボランティア緊急部門は声明で述べた。
包囲された都市エルファシャー周辺の避難民のための密集したキャンプは、スーダンの戦争将軍間の約2年間の戦闘の間、大きな被害を受けてきた。
ザムザムキャンプは、スーダンで最初に飢饉が宣言された場所である。
RSFは、先月首都ハルツームの支配権を失って以来、ダルフール征服を完了させるための努力を強化している。
木曜日、RSFはウム・カダダを占領したと発表した。
RSFのスポークスマンは声明の中で、「わが軍は戦略的な町ウム・カダダを完全に掌握した」と述べ、守備隊の数百人が殺害されたと付け加えた。
正規軍からの即時のコメントはなかった。
準軍事組織の進撃は、包囲されたエルファッシャーへの砲撃で水曜日に12人が死亡した後に起こったと、軍と活動家は述べた。
スーダンの紛争は、2023年4月に対立する将軍間の権力闘争が本格的な戦争に発展して以来、数万人が死亡し、1200万人以上が根こそぎにされている。
国連が支援する評価では、エルファシャー周辺の避難キャンプを含む国内の一部で飢饉が宣言され、拡大する可能性が高いという。
水曜、国連人道問題調整事務所(OCHA)は、ダルフールの状況は急速に悪化していると述べた。
「北ダルフール州では、エルファシャーでの暴力の激化により、この1週間だけでも4,000人以上が新たに避難を余儀なくされている」
RSFも南部の一部を支配している。
軍は3月下旬に首都ハルツームを奪還した。東部と北部にも勢力を持っており、アフリカで3番目に大きな国が2つに分断された状態となっている。
AFP