• 両大統領はまた、このような事態の進展が地域に及ぼす潜在的な影響を抑制する方法についても議論した

Mohamed Abu Zaid 

カイロ：エジプトと南スーダンは、農業協力の実施方法を検討するための活動グループを結成することで合意した。

この活動グループはまた、能力の育成、調査研究における技術支援、種子生産、農業改良普及、農業協同組合、バリューチェーンの分野における二国間協力についても検討する。

エジプトのエル・サイード・エル・クセイル農相は、二国間協力強化の一環としてエジプトを訪問中の南スーダンのジョセフィン・ラーグ農相と会談した。

エル・クセイル氏は、双方が南スーダンに水産業と畜産業を含む3つのエジプト共同養殖場・農場を設立することで合意したと述べた。

同氏は、双方が共同で採択し、署名して発効する協定を起草することになると述べた。

エル・クセイル農相は今回の訪問の重要性を強調した。今回の訪問は、アブデル・ファッタ・エル・シーシ大統領によるサルバ・キール大統領との会談を目的とした南スーダン訪問に合わせて行われた。

エル・クセイル農相は、このような訪問は両国の関係の深さを反映していると述べた。

ラーグ農相は、エジプト政府とエル・クセイル農相の訪問に感謝の意を表した。この訪問は農業と付加価値連鎖における二国間関係を強化し、経済を後押しして発展させることを目的としたものだった。  ラーグ農相は、このような協力は、南スーダンの食糧安全保障の達成につながる畜産の開発に加え、技術移転、エジプトの専門知識からの学習、水産業と畜産業の確立なども対象としていると付け加えた。

ラーグ農相は、ジュバに戻った後、エジプトの専門家が現地で二国間協力を活性化させるために必要な作業を引き受けることを期待していると述べた。

エル・シーシ大統領はキール大統領と会談し、相互に関心のある地域的・国際的な問題、特にアフリカの角と西アフリカの戦略的地域における事態の進展について議論した。

両大統領はまた、このような事態の進展が地域に及ぼす潜在的な影響を抑制する方法についても議論した。
エル・シーシ大統領は、エジプトの展望はナイル川がナイル盆地諸国に住むすべての人々の協力と発展の源であることに基づいていると述べた。

同氏は、エジプトが南スーダンの人々の誠実な支援者であり続けることを改めて表明した。

「我々は両国間の既存のメカニズムを通じてあらゆる形の支援を行うことを約束する」とエル・シーシ氏はキール氏との会談後の記者会見で語った。

「私は国際社会に対し、より良い未来への道を歩む南スーダンへの約束と責務を果たすよう求める。我々は、現在の政治的移行プロセスを支援するために、南スーダンに対する国際的な制裁を解除する取り組みを支持する」

エル・シーシ氏は、南スーダンの政治勢力が、成立した和平合意の条項に沿って移行期間の利益を提供することを推し進め、平和、安定、発展に向けた南スーダン人の願いを実現する新憲法の起草に向けた統一政府の取り組みを支持していることを称賛した。

「我々はまた、兄弟同然の国である南スーダンにおけるエジプトの専門知識の移転、技術支援の提供、国家的な能力育成の分野での協力をさらに強化することにも合意した。これは、教育、医療、農業、灌漑、その他の民間・軍事分野などの分野で、エジプト開発協力機関（Egyptian Agency of Partnership for Development）が提供している訓練プログラムを再開することによって達成されるだろう」