シャムス・エル・ムトワリ　 ドバイ

日本のアート集団であるチームラボは、アートとウェルネスの融合を目指し、鑑賞者を、心、体、魂を癒す空間へと誘う没入体験型展覧会を再び開催する。

本展では、インスタレーション・アートを兼ねたサウナと冷水エリアで構成されている。チームラボは、この展示で鑑賞者が休憩を取りながら、温冷の空間を交互に行き来することを推奨している。

会期は3月22日から8月31日までで、料金は平日4,800円、土日5,800円となっている。

六本木で開催されるチームラボによる展覧会『リコネクト』では、鑑賞者に呼応する作品が展示されている。

サウナエリアでは、『呼応するランプのアレイとスパイラル – ワンストローク、 Metropolis Tokyo 』と題されな色鮮やかな頭上のランプを下から眺めることができる。

また、『降り注ぐ雨の中で増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year』と題されたエリアには、誕生と死のサイクルを繰り返すデジタルの花も展示される。 このデジタルの花の色鮮やかさは、『円相に迷い込んで』と題された冷水エリアに展示されている、穏やかで静謐な光の円相により相殺される。

チームラボのウェブサイトには、「温水と冷水を交互に行き来することにより、鑑賞者は心を開き、どこまでも広がっていく身体感覚を体験し、アートと一体になる。心と身体と環境が、自分という存在の全体性であることに気付き、世界と時間に再びつながる」と表現されている。

またチームラボは、温冷の空間を行き来することにより、「感覚が鋭くなり、頭がすっきりし、美しいものは、よりいっそう美しく感じられ、普段の感覚では気づかないことが体験を得ることができる」という、神経学的な状態である「サウナ・トランス」が得られると主張する。

また、アート愛好家らは、TikTokの『チームラボリコネクト』のフィルターを使って、展覧会の様子を垣間見ることができる。