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岸田首相、G7はロシアによるウクライナ侵略に対し強い意志を示すべき

日本の岸田首相。(AFP)
日本の岸田首相。(AFP)
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15 Jan 2023 07:01:58 GMT9
15 Jan 2023 07:01:58 GMT9

岸田首相は1月14日、5月に広島で開催されるG7サミットでは、ロシアによるウクライナ侵略後の法の支配に基づく国際秩序を堅持する強い意志を示すべきだと述べた。

13日のバイデン米大統領との首脳会談の翌日14日、ワシントンで記者会見した岸田首相は、ロシアのメドベージェフ前大統領から同日、恥ずべき対米従属を行っており「切腹」すべきだと非難されたことについては言及しなかった。

中国、北朝鮮、ロシアに対する安全保障上の懸念が高まる中、日本が先月、第二次世界大戦以降最大の軍備増強を発表した後、バイデン米大統領と岸田首相は会談において、両国の同盟関係はこれまで以上に強固になっていると述べた。

岸田首相はまた、ロシアによるウクライナ侵略に立ち向かうことの重要性を強調し、一方的な現状変更を看過すれば、アジアを含む他の地域でも同様のことが起こると述べた。これは、必要ならば軍事力を行使して自治権のある台湾を統一すると表明している中国について言及したものと思われる。

G7主要国訪問の最終地としてワシントンを訪れた岸田首相は、長年の同盟関係の強化を求めている。
岸田首相は記者会見で、「広島サミットに向けての腹合わせを行う中で、言うまでもなく最も大きな課題だったのは、開始からまもなく1年を迎えるロシアによるウクライナ侵略です」と述べた。

そして、「私からは、ウクライナ侵略は欧州のみの問題ではなく、国際社会全体のルール・原則そのものへの挑戦であることを指摘し、各国首脳との間で、G7広島サミットにおいては、法の支配に基づく国際秩序を堅持していくという強い意志を示すべきだとの認識で一致しました」と述べた。

岸田首相は記者会見でメドベージェフ露前大統領の発言について質問を受けることはなかった。

岸田首相は、今回日程の都合でドイツのショルツ首相とは会談できなかったが、できるだけ早く意見交換する機会を持ちたいと述べた。

岸田首相は、G7の結束と協調が従来以上に世界の動向を左右するだろうと述べた。そして、世界経済の先行きはますます不透明感が増しており、G7はその下方リスクへの対応について取り組んでいく必要があると述べた。

岸田首相は、日本と米国はサプライチェーンの強靭化や半導体について連携していると述べた。しかし、昨年米国が発表した、中国が半導体を入手できないようにする強力な規制について日本が支持するのかと質問されたが、「具体的な対応について今確定的に申し上げることは控えます」と答えるに留めた。

そして、さらなる協議が必要であると述べ、「日本として責任をもって、取扱いを考えていきたいと思っています」と付け加えた。

岸田首相は、輸出規制によって中国が先端半導体を入手できないようにする米国の方針を支持すると述べたが、米政府が昨年10月に課した、広範囲に及ぶ半導体製造装置の輸出制限については賛同していない。

ロイター

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