カルドン・アズハリ
東京:在京インド大使館は水曜日、東京のホテルで「インド共和国73周年記念日式典」を開催し、林芳正外相、本田太郎外務政務官、細田博之衆院議長をはじめ300人余りの来賓が出席した。
林氏は日印国交樹立70周年の節目となる今年、両国関係が一層強化され、「日印特別戦略的グローバル・パートナーシップ」がさらに花開くことを期待していると祝意を表した。
また林氏は、インドは地域や世界の繁栄と安定において大きな役割と責任を持つグローバル・パワーであり、日本にとっても「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で極めて重要なパートナーであると強調。法の支配に基づく国際秩序の重要性を主張してきた日本とインドが緊密に連携し、共通の課題に取り組むことが重要であると述べた。
インドのジャイシャンカル外相はビデオメッセージで、日本は過去70年にわたりインドの発展において自然で価値あるパートナーであり、両国関係は安定的で安全かつ持続可能なインド太平洋地域を構築する大きな潜在力を持っていると述べた。
ヴァルマ在京インド大使は歓迎の挨拶で、本日の記念日は1950年にインド憲法が制定された日でもあると述べた。
1952年4月28日、日本とインドは平和条約に調印し、正式に国交を樹立した。 日本財団によりインド製の新型コロナワクチン100万回分がミャンマーに提供されたことも、インドと日本の協力の一例である。日本とインドは、テロ対策を含むさまざまな国際問題に関する多国間フォーラムに参加し、多国間主義の強化に取り組んでいる。
日印議員友好連盟会長の細田氏はスピーチの中で、安倍晋三元首相が次の会長に就任すると述べた。
菅前首相は昨年9月、ワシントンでインドのモディ首相と会談し、強固な両国関係が一層促進されたと述べた。さらに(日米豪印による)クワッドの進展が後押しし、次の東京での首脳会談で協力が深まることを期待していると付け加えた。
日本の学界、官僚、著名人、東京を拠点とする外交官やインドの友人など、このイベントの招待客はインドの伝統音楽や踊りを観賞した。