ダイアナ・ファラー

アブダビ：日本とUAEは、岸田文雄首相が7月17日にアブダビに到着した際、技術および再生可能エネルギーに関するさらなる協力で合意した。

日本外務省の小野 日子報道官によると、「日本とUAEはエネルギー協力の面で伝統的なパートナーである。

しかし近年、二国間関係は多様化し、医療やヘルスケア分野など幅広い問題をカバーするまでに深まっている。

両国はグリーントランスフォーメーションについて議論しており、「エネルギーの安定供給と脱炭素化のバランスをうまくとる」ことを模索している。

「より具体的には、我々は水素とアンモニアをクリーンな変換のために利用しており、我々はこのような新しい取り組みが脱炭素化であることを利用するために手を取り合いたい」と小野氏は述べた。

UAEのムハンマド・ビン・ザーイド大統領との会談で、岸田首相はUAEの安定した原油供給に謝意を示した。また、「グローバル・グリーン・ジャーニー」と呼ばれる新しいイニシアチブを推進する日本の意向を表明した。

このイニシアティブは、基本的にそれぞれの国の強みを組み合わせたものである。例えば、UAEは低コストの鉱物資源やエネルギー資源に強みがある。一方、日本は高度で最先端の技術を有している。

日本とUAEはまた、農業関連の協力、特に農業における日本の技術の活用についても話し合った。

両首脳は、防衛装備品および防衛関連技術の移転に関する協定の調印を歓迎し、防衛関連分野における協力のさらなる強化について合意した。

この協定は5月に調印されたが、小野氏によれば、まだ初期段階にあるという。

「両国の防衛当局間の協力です」と同氏は付け加えた。

2025年に開催される大阪・関西万博について、小野氏はドバイ万博の大成功から学ぶことは多いと語った。

「ドバイ万博では、日本のパビリオンは最も人気のあるパビリオンのひとつでした。日本文化に興味を持ったUAEの人々がもっと日本を訪れてくれることを願っています」。

岸田首相は、7月16日にジェッダに到着したのを皮切りに、17日にはアブダビを訪れ、18日にはドーハへと旅を続け、東京へと戻る予定だ。