
カイロ: ハマス高官は月曜日、パレスチナ・グループは、真剣な捕虜交換とイスラエルがガザでの戦争を終結させる保証と引き換えに、イスラエルの人質をすべて解放する用意があると述べた。
ハマス側は、エジプトとカタールの仲介者とカイロで交渉を行っている。この2カ国は、包囲されたガザでの停戦を仲介するために米国と協力している。
ハマス高官のタヘル・アル=ヌヌ氏は、「われわれは、真剣な捕虜交換取引、戦争の終結、イスラエル軍のガザ地区からの撤退、人道援助の受け入れと引き換えに、イスラエルの捕虜をすべて解放する用意がある」と述べた。
しかし彼は、イスラエルが停戦への進展を妨害していると非難した。
ヌヌ氏は、「問題は捕虜の数ではなく、占領軍が約束を反故にし、停戦合意の履行を妨害し、戦争を継続していることだ」と述べた。
ハマス側は、占領軍(イスラエル)に合意を守らせるための保証の必要性を強調している。
イスラエルのニュースサイトYnetは月曜日、ハマスに新たな提案が出されたと報じた。
この合意では、イスラエルが停戦の第二段階の交渉に入ることをアメリカが保証する代わりに、ハマスが10人の人質を解放するというものだ。
1月19日に始まった停戦の第一段階は、複数の人質と囚人の交換を含むものであったが、崩壊するまで2ヶ月間続いた。
新たな停戦に向けた努力は、ハマスが解放すべき人質の数に関する論争をめぐって停滞していると伝えられている。
一方、ヌヌ氏は、イスラエルが戦争を終結させるための重要な条件である武装解除をハマスが行うことはないと述べた。
「レジスタンスの武器は交渉の対象ではない」とヌヌ氏は語った。
ガザでの戦争は、ハマスが2023年10月7日にイスラエルを攻撃した後に勃発した。イスラエルの公式発表に基づくAFPの集計によると、この攻撃により、民間人を中心に1,218人が死亡した。
また、武装勢力は251人の人質を取り、そのうち58人はまだガザに拘束されている。
ガザの保健省は日曜日に、停戦が崩壊した3月18日以来、少なくとも1574人のパレスチナ人が死亡したと発表し、戦争が始まって以来、全体の死者数は50,944人となった。
AFP