
モロッコ、タンジェ: 日曜日、モロッコの港湾都市タンジェで、戦闘機の部品をイスラエルに運ぶとされる船の接岸計画に反対する1000人以上の人々が抗議した。
港湾労働者とガザのパレスチナ人を支援する団体は別々の声明で、マースク社の船はアメリカからイスラエルにF-35戦闘機の予備部品を輸送しており、日曜日にタンジェに停泊する予定だったと述べた。
AFP通信によると、約1,500人の群衆は、タンジェ地中海のコンテナ港に沿った道路を行進しながら、「民衆はこの船の出港禁止を望んでいる」、「モロッコの海域に大量虐殺兵器は持ち込ませない」と唱和した。
AFPの取材に対し、港湾当局とマースク社はこの船についてコメントしなかった。
デンマークのマースク社は、武器や弾薬を紛争地域に輸送することはないと述べているが、米国政府と契約を結んでおり、以前には「米国とイスラエルの安全保障協力」に由来する「軍事関連機器を含む」輸送を認めていた。
タンジェのデモ隊はまた、米国主導のアブラハム合意の一環として2020年に正常化されたモロッコとイスラエルの国交断絶を求めた。
モロッコでは、2023年10月にガザ地区でハマスとの戦争が始まって以来、イスラエルとの関係断絶を求める大規模なデモが何度か行われている。
北アフリカの王国は公式に、「イスラエルによるガザへの戦争の即時、完全かつ恒久的な停止」を求めているが、国交正常化の撤回については公には議論していない。
AFP