
ジュネーブ:ガザのパレスチナの子供たちは、2ヶ月に及ぶイスラエルによる人道援助封鎖と絶え間ない空爆によって、肉体的にも精神的にも壊されていると、国連保健機関が木曜日に発表した。
世界保健機関(WHO)のマイク・ライアン緊急事態部長は、1,000人以上の子どもたちが手足を失い、何千人もの子どもたちが脊髄や頭部に回復不能な重傷を負い、多くの子どもたちが精神的なダメージを受けていると述べた。
「政治的目的が何であれ、それを満たすにはどれだけの血が必要なのか?私たちは目の前でこのような事態が展開されるのを見ている」
「私たちはガザの子どもたちの身体と心を壊している。ガザの子どもたちを飢えさせている。私たちは加担している。医師として怒りを覚える。忌まわしいことだ」と同氏は述べた。
イスラエルは、2023年10月の開戦以来、ガザへの人道援助の提供を中断、あるいは遮断し、3月2日には全面的な封鎖を行った。それ以来、国連は繰り返し、飢饉が迫りつつある現地の人道的大惨事を警告しており、今週、ガザの子どもたちの急性栄養失調が悪化していると発表した。
一方イスラエルは、連日の空爆と砲撃でガザの市民を叩き続けている。民間防衛の責任者によれば、木曜日には少なくとも29人のパレスチナ人が死亡した。その中には、ハーン・ユーニス難民キャンプにあるアブ・サーフル一家の家への空爆で死亡した8人、ガザ市のアル・トゥッファへの別の空爆で死亡した4人、中心都市デイル・アル・バラ近郊の避難民を保護するテントへの攻撃で死亡した人も含まれている。
ハーン・ユーニスでの致命的な攻撃の後、生存者のアーメド・アブ・ザルカさんはこう語った。
「これでは生きていけない。もうたくさんだ。これ以上どう生きていけばいいのかわからない。こんな生活を送るくらいなら、死んだ方がましだ」
AFP/ロイター