
カイロ:イスラエルは金曜日遅く、シリアのダマスカス、ハマス、ダラー近郊を空爆したとシリア国営通信SANAが伝えた。
ダマスカス近郊への空爆で民間人1人が死亡、ハマスでは4人が負傷した、とSANAは付け加えた。
イスラエルによるシリアへの度重なる空爆は、ダマスカスのイスラム主義新支配者に対する警告であり、イスラエルはダマスカスを国境における潜在的脅威とみなしている。
イスラエル軍は金曜日にシリアへの空爆を確認し、「軍事施設、対空砲、地対空ミサイルのインフラ 」を標的にしたと述べた。
イスラエル軍はこれまでにも、主にスンニ派イスラム教徒の戦闘員が12月にバッシャール・アサド大統領を倒して以来、本部や武器・装備を含むシリアの軍事インフラを標的にしていると述べてきた。
金曜日には、イスラエルはダマスカスの大統領官邸付近を空爆した。これは、シリアの少数派ドゥルーズ派を支援するためとされる空爆を含む軍事行動を強化する用意があることを、シリアのイスラム主義者主導の新当局に対して、これまでで最も明確に警告したものである。
イスラエルは、シリアがアサドに統治されていた時代、内戦中にアサドの盟友イランが築いた足場を狙って、シリアを頻繁に空爆していた。
ロイター