
テルアビブ:イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は日曜日、過激派組織がイスラエルの主要空港周辺を攻撃し、6人が負傷、複数の大手航空会社が運航を停止したことを受け、イエメンのフーシ派とそのイランの支援者に対する報復を誓った。
この攻撃は、イスラエル軍がパレスチナ過激派ハマスに対する19ヶ月に及ぶガザでの戦争を拡大するため、「数万人」の予備役の招集を確認する数時間前に起こった。
テルアビブのベングリオン空港の周囲に大きなクレーターを作ったこの攻撃は、イエメンから発射されたもので、「ミサイルを迎撃するための…いくつかの試み」にもかかわらず、攻撃されたことを軍は確認した。
ネタニヤフ首相はテレグラムで公開されたビデオで、イスラエルは過去にもイランに支援されたグループに対して「行動」してきたし、「今後も行動する」と述べた。
「一回で終わることはないだろうが、何回も起こるだろう」と、それ以上詳しくは語らずに付け加えた。
その後ネタニヤフ首相は、イスラエルはイランに対しても 「我々が選んだ時と場所 」で対応すると述べた。
警察のビデオには、管制塔が背後に見える深い穴の縁に立っている警官が映っていた。空港インフラへの被害は報告されていない。
警察は、イスラエルの主要な国際ゲートウェイで「ミサイルが衝突した」と報告した。
AFPのカメラマンによると、ミサイルは空港最大のターミナル3の駐車場付近に命中したという。クレーターは駐機場から数百メートルしか離れていなかった。
空港内のミサイル
「クレーターは幅数十メートル、深さ数十メートルにわたって形成された」
「ミサイルが空港周辺を直撃したのは今回が初めてだ」とイスラエル軍報道官はAFPに語った。
これに先立ち、戦争で荒廃したガザのパレスチナ人を支援するために行動しているというフーシ派が、この攻撃の責任を主張した。
同グループは、「極超音速弾道ミサイルでベングリオン空港を標的とした軍事作戦を実行した」と述べた。
イスラエル・カッツ国防大臣は、強硬な対応でこう脅した: 「われわれを攻撃する者は誰でも、われわれはその7倍強く攻撃する」
パレスチナの過激派組織ハマスとイスラム聖戦はその後、空港への攻撃を歓迎した。
イスラエルのマゲン・ダビデ・アドム救急隊は、軽傷から中程度の負傷者を少なくとも6人治療したと発表した。
現地時間午前9時35分ごろ、空港内にいたAFP記者によると、「大きな音」が聞こえたという。
AFP記者は、「警備スタッフは直ちに数百人の乗客に避難するよう呼びかけた」
「多くの乗客が飛行機の離陸を待っており、他の乗客は代替便を探そうとしている」と伝えている。
空港関係者がAFPに語ったところによると、エア・インディア便はアブダビに迂回した。
エア・インディアは、イタリアのITA航空、ドイツのルフトハンザ・グループ(オーストリア航空、ユーロウイングス、スイス航空を含む)とともに、火曜日までテルアビブ便を運休する航空会社のひとつである。エールフランスは日曜日のフライトのキャンセルを発表した。
イエメンの大部分を支配しているフーシ派は、ガザ紛争の間中、イスラエルや紅海の海運を標的にミサイルやドローンを発射してきた。
イスラエルは3月18日、ガザ全域で大規模な作戦を再開した。戦争をほぼ停止させた2ヶ月間の停戦をどう進めるかで行き詰まる中、である。
AFP