
エルサレム:イスラエル軍は火曜日、ハマスの武装勢力が収容されているガザの病院を攻撃し、パレスチナ・グループによれば、先月のイスラエル軍の攻撃で負傷したジャーナリストを殺害したと発表した。
ハマスの発表によれば、この攻撃は夜明けに行われ、アメリカ・イスラエルの人質解放のための戦闘の一時中断を終わらせた。
軍はTelegramの投稿で、「重要なハマスのテロリスト」が、ガザ南部の主要都市ハーン・ユーニスのナーセル病院にある「指揮統制センター内で活動していた」と述べた。
「この施設は、テロリストがイスラエルの市民や国防軍に対するテロ攻撃を計画・実行するために使用されていた」
ハマス側は声明で、この空爆でジャーナリスト1人が死亡し、多数の市民が負傷したと述べた。
「イスラエル軍は火曜日未明、ハーン・ユーニスのナーセル病院の外科ビルを爆撃し、ジャーナリストのハッサン・アスリフを殺害した」とガザ市民防衛のスポークスマン、マフムード・バサル氏は述べた。
AFP通信によると、アラム24ニュースメディアの責任者であるアスリフ氏は、4月7日の空爆で負傷した後、治療のために病院に入院していた。
当時の報道によれば、この爆撃で他に2人のジャーナリスト、アーメド・マンスール氏とヒルミ・アル・ファカウィ氏が死亡した。
イスラエル軍は、4月の空爆はアスリフ氏がジャーナリストを装ってハマスのために活動していたとして、アスリフを標的にしたと発表した。
アスリフ氏は「イスラエル領内に潜入し、2023年10月7日にハマスのテロ組織によって行われた殺人的虐殺に参加した」と述べた。
ジャーナリスト保護委員会はこの攻撃を非難した。
同委員会によると、アスリフ氏は2023年まで国際的なメディアで働いていたが、親イスラエルの監視団体HonestReportingが、当時のハマスの指導者ヤヒヤ・シンワル氏にキスされている写真を掲載した。
CPJによると、戦争が始まって以来、ガザ、占領下のヨルダン川西岸地区、イスラエル、レバノンで、少なくとも178人のジャーナリストやメディア関係者が殺害されたという。
イスラエルは、2023年10月から人質となっていた21歳の米・イスラエル兵、エダン・アレクサンダーさんの解放のため、ガザでの軍事行動を一時停止していた。
アレクサンダーさんは、米国籍を持つ最後の生存人質と考えられており、ドナルド・トランプ米大統領による中東訪問に先立ち、月曜日に解放された。
イスラエルは、10月7日のパレスチナ・グループによる攻撃をきっかけとしたハマスとの戦争において、2ヶ月間の休戦後、3月18日にガザでの軍事攻撃を再開した。
イスラエル南部への攻撃は、公式発表に基づくAFPの集計によると、民間人を中心に1,218人の死者を出した。
ハマスが統治するガザの保健省は月曜日、イスラエルが作戦を再開して以来、少なくとも2749人が死亡し、戦争勃発以来の死者数は全体で5万2862人に上ると発表した。
AFP