
バグダッド:シリアのアル・シャイバニ外相は土曜日、バグダッドで開催された第34回アラブ首脳会議で演説し、「シリアは、包括性と主権へのコミットメントに基づき、国家復興と和解に向けた真剣なステップを踏み始めた」と述べた。
アル・シャイバニ外相は、このハイレベル会合で自国の演説を行い、シリアは「多様性を受け入れ、代表性を保証し、尊厳を保持する包括的な国民対話」という新たな段階に入りつつあると述べた。
さらに、この動きは、疎外と排除を拒絶する基盤の上に国家を再建するための前例のない努力であると述べた。
「シリアはすべてのシリア人のための国であり、疎外や排除の場所はない」と彼は宣言し、この国が「後見」を受け入れたり、対外的な紛争の戦場となることを拒否していることを強調した。
アル・シャイバニ氏はまた、ドナルド・トランプ米大統領が最近シリアに課していた制裁を解除することを決定したことを歓迎し、この動きは国家再建への道における「前向きで重要な一歩」だと評価した。
同大臣は、「アラブの真摯な外交努力」がこの突破口を開くのに役立ったと評価した。
外相は、「極めて重要な歴史的瞬間」に効果的な仲介役を果たしたサウジアラビアとトルコに特別な謝意を示し、シリアにとって「デリケートな段階」と呼ばれる時期に支援を行ったカタール、UAE、ヨルダン、湾岸協力会議加盟国に深い感謝の意を表した。
「制裁解除は終わりではなく、真の協力とアラブの努力の統合によって切り開かれることを期待する道の始まりだ」と述べた。
彼はまた、地域開発を強化し、アラブの国家安全保障を守り、全体的な安定を高めるために協力する必要性を強調した。
アル・シャイバニ氏は、シリアが、権利の保護、主権の堅持、法の支配の確立を目的とした恒久的な憲法の起草に向けた努力と並行して、シリア社会のあらゆる分野を代表する国民議会の準備を最終的に進めていることを明らかにした。
「どのような口実であれ、シリア国家の弱体化や分裂を目的とするいかなるプロジェクトも、シリア国家と国民はそのすべての構成要素において断固として拒否する」と述べた。