
エルサレム:イスラエル軍は水曜日、先週、占領下のヨルダン川西岸地区で妊娠中の女性 1 人が死亡した攻撃の実行犯を「排除」したと発表した。
イスラエル国内治安機関および警察との共同声明の中で、軍は、先週の攻撃現場に近いヨルダン川西岸の町ブルキンで、土曜日に武装した男が軍に接近したと述べた。
彼らは、捜索活動中、その男が「爆発物が入ったとみられるバックパックを手に持ち、部隊に向かって走りながら叫んでいた」と述べた。
情報機関の評価によると、「排除されたテロリストのナエル・サマラは、2025年5月14日木曜日にブルキン近郊で発生した銃撃攻撃で、妊娠中の女性ツエラ・ゲズを殺害したテロリストだ」とのことだ。
イスラエルの入植地ブルチン在住の37歳女性ツエラ・ゲズは、病院へ向かう途中、車内で銃撃され死亡した。
彼女の赤ちゃんは帝王切開で出産されたが、火曜日時点で依然として重体だと父親が述べた。
「私たちはいつも通り殺害犯を捕まえ、戦い、打ち負かす」と、ネタニヤフ首相は同日、自身の事務所が発表した動画で述べた。
イスラエル軍のエイアル・ザミール陸軍中将は、それより前に「我々は、あらゆる手段を駆使して、殺人犯を捕まえ、その責任を問う」と述べていた。
2023年10月7日にパレスチナの過激派組織ハマスがイスラエルを攻撃したことをきっかけとして始まったガザ戦争以来、ヨルダン川西岸地区では暴力事件が急増している。
イスラエルは1967年以来ヨルダン川西岸地区を占領しており、パレスチナ領土内のイスラエル人入植地は国際法上違法とみなされている。
AFP