
ベイルート:ダーイシュは、シリア南部で発生した 2 件の攻撃について、その責任を主張した。そのうちの 1 件は、反体制派の戦争監視団体が、アサド政権の崩壊以来、過激派がシリア軍に対して行った最初の攻撃だと表現したものだ。
木曜日遅くに出された 2 件の別々の声明で、ダーイシュは、最初の攻撃では「背教者の政権の車両」を標的とした爆弾が爆発し、7 人の兵士が死傷したと述べた。攻撃は「先週の木曜日」、つまり 5 月 22 日、南部スウェイダ州の砂漠地帯にあるアル・サファ地区で発生したと述べた。
ダーイシュは、2 件目の攻撃は今週、同地域近郊で発生し、米国が支援する自由シリア軍(FSA)のメンバーを標的とした爆弾が爆発、戦闘員 1 人が死亡、3 人が負傷したと述べた。
この攻撃に関する政府のコメントは現時点ではなく、FSA のスポークスマンも AP 通信のコメント要請に即座に返答しなかった。
英国に拠点を置く「シリア人権監視団」は、政府軍に対するこの攻撃により、1 人の民間人が死亡、3 人の兵士が負傷したと述べ、12 月に 54 年間に及んだアサド政権が崩壊して以来、ダーイシュがシリア軍に対して行った最初の攻撃だと述べた。
かつてシリアとイラクの大部分を支配していたダーイシュは、かつてアルカイダのシリア支部を率い、ダーイシュと戦ったアフマド・アル・シャラア大統領が率いるダマスカスの新政権に反対している。
ここ数ヶ月、ダーイシュは、北東部で米国が支援するクルド人主導のシリア民主軍に対する攻撃の責任を主張している。
2019年3月、SDFの戦闘員が過激派が支配していた最後の領土を奪還し、ダーイシュはシリアで敗北した。それ以来、その潜伏セルは、主にシリア東部と北東部で、致命的な攻撃を繰り返している。
1月、国営メディアは、アサド政権後のシリア情報当局が、ダマスカス南部のシーア派イスラム教徒の聖地で爆弾を爆発させるというダーイシュの計画を阻止したと報じた。
アル・シャラア氏は、今月初めにサウジアラビアでドナルド・トランプ米大統領と会談し、その席上で、トランプ大統領は、アサド政権以来ダマスカスに課せられている厳しい経済制裁の解除に取り組むと述べた。
ホワイトハウスのキャロライン・リービット報道官は会談後の声明で、トランプ大統領はアル・シャラア氏に対し、「イスラエルを外交的に承認し、すべての外国のテロリストにシリアからの撤退を指示し、ダーイシュの復活を阻止するために米国を支援するよう求めた」と述べた。
AP