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紅海の船舶襲撃「強く非難」=円滑輸送確保へ協調―G7交通相

紅海航路保護のため欧州連合(EU)が決めた軍艦派遣や米英による軍事作戦を歓迎した。(AFP)
紅海航路保護のため欧州連合(EU)が決めた軍艦派遣や米英による軍事作戦を歓迎した。(AFP)
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21 Feb 2024 05:02:36 GMT9
21 Feb 2024 05:02:36 GMT9

先進7カ国(G7)は20日、オンライン形式で開いた臨時の交通相会合で、イエメンの武装組織フーシ派による船舶襲撃が相次ぐ紅海情勢への対応を協議し、閣僚宣言を採択した。襲撃を「強く非難」して即時停止を要求。世界的なサプライチェーン(供給網)混乱や船舶運賃上昇への懸念を共有し、円滑な貨物輸送を確保するための国際的な政策協調に取り組むことを確認した。

日本からは斉藤鉄夫国土交通相が出席した。閣僚宣言では、世界各地に必需品を運ぶには「海洋安全保障や、航行の権利と自由が重要だ」と強調。紅海航路保護のため欧州連合(EU)が決めた軍艦派遣や米英による軍事作戦を歓迎した。 

紅海で昨年11月に拿捕(だほ)された日本郵船運航の自動車運搬船と乗組員の解放も求めた。

相次ぐ襲撃を受け、海運各社は紅海通過を避け、アフリカ南端の喜望峰経由に航路を変更している。迂回(うかい)で輸送時間やコストは増しており、運賃はアジア―欧州航路だけでなく、アジア―北米航路などでも「大幅に上昇している」と指摘した。G7では、イタリアで4月に開く交通相会合に向けて、供給網に関する作業部会設置の協議を高官級で進める。

時事通信

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