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PLO高官: イスラエルは「二国家共存解決案を破壊」した

20 May 2020
ハナン・アシュラウィ博士
ハナン・アシュラウィ博士
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Updated 20 May 2020
20 May 2020

タレク・アリ・アフマド

ロンドン:イスラエルの拡張主義と植民地主義によって「二国家共存解決案は事実上破壊された」とパレスチナ解放機構(PLO)執行委員会メンバーのハナン・アシュラウィ博士がウェビナーで発言した。ウェビナーにはアラブニュースも出席した。

イスラエルの入植者は「アパルトヘイト」制度下で「ヨルダン川西岸地区において恐怖政治」を作り上げたと、アラブ・イギリス理解推進協議会(CAABU)が主催し「併合の停止と占領の終結 — 国際社会の役割」と題されたウェビナーでアシュラウィ博士は述べた。

入植者は「オリーブの木を破壊し作物を盗むだけでなく」、「無力なパレスチナ人農民を脅しによって支配しています。しかもこれがイスラエル軍の助けや共謀を得て行われていることも少なくありません。軍の始末に負えない個人が勝手にやっているというよりも、軍による体系的なプロセスの一部として恐怖政治が行われているのです」と博士は付言した。

イスラエル人は「イスラエル占領者の安全や兵士の安全、入植者の安全の責任をすべてパレスチナ人に取らせています」とアシュラウィ博士は語った。

「イスラエル人の誰かが何らかの方法で怪我をしたら、パレスチナ人すべてがテロリストというレッテルを貼られます。それでありながら、イスラエルには銃を発砲し、家屋を取り壊し、土地を盗み、その他のたくさんの資源を盗むことが許されているのです。しかも、何らの介入もなく」
アシュラウィ博士は、占領下のパレスチナの土地におけるイスラエルの入植事業は国際法の下で違法であり、これを許す責任は国際社会にあるとする。

「これを止めることができないのなら、交渉を続ける意味はあるのでしょうか? 交渉が今現在も続いているイスラエル拡張主義プログラムの道具や手段として利用されるだけ、そしてパレスチナの人々や土地、資源、未来、国境、空域、領海をイスラエルが今後も支配し続けるのに使われるだけなのなら、何の意味があるというのでしょう?」と博士は尋ねた。

「EUやそれぞれの国が何らかの政治的意思を取り戻すのはいつになるのでしょうか?失礼なことを言いたくはないのですが、なんらかの気骨を取り戻してくれるのはいつなのか、と聞いているのです」

入植は「ICC(国際刑事裁判所)ローマ規程が定めるところの戦争犯罪にあたります」とアシュラウィ博士は述べた。
「多くの戦争犯罪を犯しているにも関わらず、イスラエルが罰せられることはありません。ですから、支払うべき代償があると言うのなら、行為が起こるのを待たずにダメージコントロールを試みてはどうなんですか」

アシュラウィ氏は国際社会に対し、さらに多くのパレスチナ領土を併合しようというイスラエルの計画や、ヨルダン川西岸地域におけるイスラエルの法律の強制、「エルサレムの分離」、そして「民族浄化」といったイスラエルの政策や行為をやめさせるよう要請した。

国際社会は「声明や宣言」を出すだけでなく、「明確な結果をもたらす」行動を起こすべきだと博士は付言した。 アシュラウィ氏は、パレスチナ人に対するイスラエルの残虐行為に関する市民の意識がソーシャルメディアによって高まっていると語った。

「世界的に、世論における意識が高まっていると思います。今起こっていることが社会にすぐに知れ渡る時代なのです。1948年(イスラエルが建国を宣言した年)のように、誰にも知られずにやりたいことをやろうとしても、それは不可能なのです」

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