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米国、イスラエルがイランのミサイル弾幕を撃墜するのを支援

2025年6月13日、イランから発射されたミサイルがテルアビブ中心部のビルに直撃し、炎と煙が立ち上っている。(AFP)
2025年6月13日、イランから発射されたミサイルがテルアビブ中心部のビルに直撃し、炎と煙が立ち上っている。(AFP)
2025年6月13日、テルアビブ近郊のラマト・ガンで、イランから発射されたミサイルが着弾した地域で、救助隊員が負傷した少女を背負って運んでいる。(AFP)
2025年6月13日、テルアビブ近郊のラマト・ガンで、イランから発射されたミサイルが着弾した地域で、救助隊員が負傷した少女を背負って運んでいる。(AFP)
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14 Jun 2025 03:06:00 GMT9
14 Jun 2025 03:06:00 GMT9
  • 米国も、この攻撃を受けて、中東に艦艇を含む軍事資源をシフトしている。
  • 米国当局者によると、現在、中東地域には約 4 万人の軍隊が駐留している。

ワシントン:米国当局者によると、中東に配備されている米国の防空システムと海軍施設が、イスラエルがイランの核施設と最高軍事指導者を攻撃したことに対するテヘランの報復として発射された弾道ミサイルを、金曜日にイスラエルが撃墜するのを支援した。

米国は、イランがイスラエルの最初の攻撃に対する報復として複数回にわたって発射した弾道ミサイルを撃墜する能力を有する、地上配備型パトリオットミサイル防衛システムと終末高高度防衛システムを同地域に配備している。

イランがテルアビブに向けてミサイルを発射した際、海軍施設もイスラエルを支援したとの情報もある。艦船が迎撃ミサイルを発射したのか、または高度なミサイル追跡システムがイスラエルの目標識別を支援したのかは、直ちに明らかになっていない。

米国は、攻撃への対応として、中東地域で艦船を含む軍事資源の配置を変更している。

米国当局者によると、海軍は、弾道ミサイルを防衛できる駆逐艦「トーマス・ハドナー」に、地中海西部から地中海東部に向けて出航するよう指示し、ホワイトハウスの要請に応じて出動できるよう、2 隻目の駆逐艦にも前進を開始するよう指示した。

当局者によると、米軍の戦闘機も、人員や施設を保護するため、中東上空をパトロールしており、この地域の空軍基地も、追加の警備措置を講じている。

当局者は、まだ公表されていない詳細や進行中の作戦について話し合うため、匿名を条件として発言した。

ドナルド・トランプ大統領は金曜日、国家安全保障会議の主要メンバーと会談し、対応策について協議した。

この地域に駐留する米軍は、攻撃に備えて、またテヘランによる大規模な反撃に備えて人員を保護するため、数日前から予防措置を講じており、軍人の家族を自主的に地域内の基地から避難させている。

米国当局者によると、通常、中東には約 3 万人の軍隊が駐留しており、現在この地域には約 4 万人の軍隊が駐留している。この数は、イスラエルとイランの緊張が続いているほか、イエメンでイランが支援するフーシ派による紅海での民間船や軍用船に対する攻撃が継続していることから、昨年 10 月には 4 万 3000 人にまで急増した。

海軍は、必要に応じて中東に追加展開可能な資産を保有しており、特に航空母艦とそれに随伴する戦艦が挙げられる。アラビア海には、同地域で唯一の航空母艦であるUSSカール・ヴィンソンが展開中だ。

空母「ニミッツ」はインド太平洋に展開しており、必要に応じて中東へ派遣される可能性がある。また、日本港を出港したばかりの「ジョージ・ワシントン」も、命令があれば同地域へ派遣される可能性がある、と当局者の一人は述べた。

2023年10月7日、ハマスによるガザ戦争の攻撃を受けて、当時のジョー・バイデン大統領は、イスラエルを保護するために艦艇を急派した。これは、当時、ヒズボラとイランに対する抑止力と見なされていた。

2024年10月1日、イスラエルがイランから200発以上のミサイル攻撃を受けたため、米海軍の駆逐艦は、イスラエル防衛のために約12発の迎撃ミサイルを発射した。

AP

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