イスラエルとイランは、イスラエルが金曜日の早朝、イランの首都テヘランで爆発を引き起こす大規模な攻撃を開始し、両国の長年の対立に新たな章を開いた。

イスラエルは、核施設と軍事施設を標的とし、イランの最高位の軍事・核科学者を殺害したと発表した。

イスラエルの攻撃は、イスラエルが自国の存在を脅かすものと見なすイランの急速に進展する核開発プログラムをめぐる緊張が高まる中で行われた。

両国間の敵対関係における重要な出来事の年表は以下の通りだ。

初期

1967年 — イランは、アメリカの「平和のための原子力」プログラムに基づき、テヘラン研究用原子炉を所有する。

1979年 — 死の病に侵されたモハマド・レザー・パフラヴィー国王は、民衆の反王政運動の高まりを受けてイランから逃亡する。パフラヴィー国王は、イスラエルと経済・安全保障面での関係を維持していた。アヤトラ・ルホラ・ホメイニ師がテヘランに戻り、イスラム革命によって権力を掌握。学生たちがテヘランの米国大使館を占拠し、444 日間にわたる人質事件が始まる。国際的な圧力により、イランの核開発計画は中断。イランの新神権政治は、イスラエルを主要な敵と指定。

2002年8月 — 西側情報機関とイランの反体制派が、イランの秘密のナタンズ核濃縮施設の存在を明らかに。

2003年6月 — イギリス、フランス、ドイツがイランと核交渉を開始する。

2003年10月 — イランがウラン濃縮を一時停止する。

2006年2月 — イランが、強硬派のマフムード・アフマディネジャド大統領の当選を受けて、ウラン濃縮を再開すると発表する。イギリス、フランス、ドイツは停滞した交渉から離脱する。

2009年6月 — イランの争議の残る大統領選挙で、不正疑惑にもかかわらずアフマディネジャドが再選され、グリーン・ムーブメントの抗議運動と政府の暴力的な弾圧が勃発する。
2009年10月 — バラク・オバマ大統領の下、米国とイランはオマーンで秘密の連絡チャンネルを開設する。

イランの核開発プログラムは主要な議題である。

2010年 — スタックスネットコンピュータウイルスが発見され、米イスラエルの共同開発と広く信じられる。このウイルスはイランの遠心分離機を破壊した。

2015年7月14日 — 世界主要国とイランは、テヘランのウラン濃縮を制限する代わりに経済制裁を解除する長期的な包括的核合意を発表する。

2018年 — ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランが2015年に世界大国と合意に署名する前に、核開発計画を隠蔽していたことを示す数万ページに及ぶ資料を入手したと発表。元モサド長官は、この情報は2018年にテヘランの金庫から、12人以上の非イスラエル人工作員によって入手されたことを認めた。ドナルド・トランプ大統領は、イランと世界大国との核合意から一方的に離脱。

2020年 — イランの核開発を阻止するための2015年の核合意が崩壊した後、イランの核開発プログラムに対するイスラエルの攻撃が大幅に強化される。

2020年7月 — イランのナタンズ核濃縮施設で、謎の爆発により遠心分離機製造工場が破壊される。イランはイスラエルを攻撃の責任者と非難する。

2020年11月 — イランの軍事核科学者の最高責任者であるモフセン・ファクリザデ氏が、テヘラン郊外を車で移動中に、遠隔操作の機関銃によって殺害される。イランの治安当局者は、2000年代にイランの軍事核開発計画を立ち上げたこの科学者を遠隔操作で殺害したのはイスラエルだと非難している。

2021年4月11日 — イランのナタンズにある地下核施設が攻撃を受ける。イランはイスラエルを非難するが、イスラエルは責任を否定。しかし、イスラエルメディアは、政府が施設で停電を引き起こすサイバー攻撃を指揮したと広く報じた。

2021年4月16日 — イランはウランの濃縮を60％まで開始した。これは過去最高純度であり、兵器級水準の90％に近づく技術的ステップだ。

2022年6月 — イランは、3日間の間に異なる都市で2人の核科学者が毒殺されたとイスラエルを非難したが、詳細は不明だ。

中東戦争

2023年10月7日 — ガザ地区からハマス過激派がイスラエルに侵入、1,200人を殺害、250人を人質に取り、イスラエルとハマス間の最も激しい戦争が始まる。ハマスに武器を供給しているイランは、過激派に支援を申し出る。

2024年2月14日 — イスラエルの破壊工作により、イラン西部チャハルマハル・バフティアリ州からカスピ海沿岸の都市を結ぶ天然ガスパイプラインで複数の爆発が発生。

2024年4月1日 — イスラエルの空爆により、シリアのダマスカスにあるイラン総領事館が破壊され、イランの将軍2人を含む16人が死亡。

2024年4月14日 — イランは、ダマスカスでのイスラエルの空爆を受けて、300発以上のミサイルと攻撃用ドローンをイスラエルに発射し、前例のないミサイルとドローンによる攻撃を開始した。米国主導の国際連合軍と協力し、イスラエルは飛来したミサイルの多くを迎撃した。

2024年4月19日 — イスラエルによる攻撃と思われる攻撃が、イランのイスファハン空港近くの防空システムを直撃。

2024年7月31日 — ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏が、テヘラン訪問中に、明らかにイスラエルによる空爆で暗殺される。イスラエルは、10月7日の攻撃を受けて、ハニヤ氏をはじめとするハマス指導者を殺害すると公約していた。

2024年9月27日 — イスラエルの空爆により、ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師が殺害される。1982年にイスラエル軍の侵攻に対抗するためにレバノンに渡ったイラン革命防衛隊のメンバーによって結成されたヒズボラは、イランが支援し、独自の政治的なイスラム教を輸出する手段として利用した最初の組織だった。

2024年10月1日 — イランはイスラエルに対して2度目の直接攻撃を開始するが、米国主導の連合軍とイスラエルがミサイルのほとんどを撃墜。

2024年10月16日 — イスラエルはガザ地区でハマス指導者のヤヒヤ・シンワル氏を殺害。

2024年10月26日 — イスラエルは初めてイランを公然と攻撃し、防空システムやミサイル開発関連施設を攻撃する。

2025年4月30日 — イランは、イスラエルの対外情報機関モサドのために働き、2022年5月22日にテヘランで革命防衛隊のハッサン・サヤド・ホダエイ大佐の殺害に関与したとして、ある男性を処刑した。

2025年6月13日金曜日 — イスラエルは、イランの核および軍事施設の中心部に激しい攻撃を開始し、事前にイランに密かに持ち込んだ戦闘機や無人偵察機を用いて、主要施設を攻撃し、最高幹部の将軍や科学者を殺害した。

2025年6月14日土曜日 — イランのミサイルおよび無人偵察機によるイスラエルへの攻撃が続く中、イスラエルは空爆の対象をイランのエネルギー産業にも拡大した。

2025年6月15日（日曜日） — イスラエルは3日目にわたりイラン全土で空爆を継続し、さらに大規模な攻撃を脅かす。一部のイランのミサイルがイスラエルの防空網を突破し、主要都市の建物に命中した。オマーンで予定されていた、イランの核プログラムに関する米国とテヘランの交渉（事態の緩和につながる可能性があった）が中止された。

AP