
ロンドン: シリア・アラブ共和国は、2024年12月に崩壊した元独裁者バッシャール・アサド政権の元警備要人に制裁を科すというEUの決定を歓迎した。
シリア外務省は、今回の決定は、アサド政権の元政権幹部がシリア人に対して犯した侵害の程度と、激しい宗派対立を煽る役割を認めつつあることを反映したものだと述べた。
EUは、スハイル・アル=ハッサン、ギヤト・ダッラー、ミクダド・ファティエ、ムダラル・クーリ、イマド・クーリに制裁を科した。同省によると、5人はシリア人に対する重大な犯罪に関与しており、3月には沿岸部の町バニアス、ラティカ、ジャブレで宗派間抗争を煽る直接的な役割を果たしたという。
さらに、彼らはシリアの治安要員や民間人に繰り返し暴行を加え、沿岸地域を不安定化させようとしたと付け加えた。
同省は、沿岸での出来事を調査した報告書が大統領府に提出され、責任者は責任を問われるだろうと述べた。
「シリア政府は、国内外を問わず、これらの犯罪に関与したすべての者を訴追し、彼らが裁判にかけられ、被害者が正義を受けられるようにすることを改めて約束する」と声明で述べた。