• 「彼がワシントンに来て大統領と会談することに興味を示していることは知っている」
• イスラエルのロン・デルメル戦略担当大臣は今週ワシントンに滞在し、ガザ停戦やイランなどについて政権高官と会談する。

ワシントン：ドナルド・トランプ大統領は来週月曜日、ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相をホワイトハウスに招いて会談する。

この訪問が間近に迫っていることは、公の場でコメントする権限がないため匿名を条件に語った2人の米政権高官によって確認された。

ネタニヤフ首相のホワイトハウス訪問は、トランプ大統領が1月に大統領に返り咲いて以来3度目で、イランの核施設を攻撃することで、米国がイスラエルの対イラン戦争に介入した後のことだ。両国間の停戦を仲介した後、トランプはイスラエルとハマスの戦闘を終結させることに目を向けていることを示唆した。

トランプ大統領は金曜日、記者団に対し、ガザでは「来週中には停戦が実現すると思う」と語ったが、楽観的な見方についてそれ以上の説明はしなかった。

ホワイトハウスのキャロライン・リーヴィット報道官は月曜日、トランプ大統領と政権幹部はイスラエル指導部と常に連絡を取り合っており、ガザ紛争の終結はトランプ大統領にとって優先事項だと述べた。

「この戦争を通してイスラエルとガザの両方から発信された映像を見ると心が痛む。彼は命を救いたいと思っている」

イスラエルのロン・デルメル戦略問題担当大臣は今週ワシントンに滞在し、ガザ停戦やイランなどについて政権高官と会談する。

イスラエルとハマスの話し合いは、停戦合意の一部として戦争を終結させるかどうかという大きな対立点をめぐって、何度も頓挫している。ガザでは約50人の人質が捕らわれの身となっており、生存しているのは半数以下と見られている。

ネタニヤフ首相の訪問は、Axiosが最初に報じたタイミングであり、トランプ大統領はイスラエルの指導者を受け入れる一方で、民主党議員などからの、米国とイスラエルの攻撃がイランの核開発をどこまで後退させたかについての懐疑的な質問に対しては、引き続き押し返すだろう。

一方、米国防情報局が発表した予備報告書によれば、今回の攻撃はフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの各施設に大きな損害を与えたが、完全に破壊したわけではないという。

国際原子力機関（IAEA）のラファエル・グロッシー代表は、日曜日のCBS『フェイス・ザ・ネイション』で、「ウランの処理、転換、濃縮の能力を持つイランの3つの施設は、重要な程度に破壊された」と述べた。しかし、「いくつかはまだ残っている」と彼は付け加えた。イランが査察官の立ち入りを認めるかどうかが、被害の全容を見極めることになると述べた。

トランプ氏はここ数日、イスラエルの内政問題にも首を突っ込み、現在進行中のネタニヤフ首相の汚職裁判での告発を取り下げるよう求めている。彼はこの裁判を「魔女狩り」と非難し、ネタニヤフ首相を深刻な汚職容疑から「救う」のはアメリカだと宣言した。

トランプ氏がイスラエルで最も白熱している論争のひとつに自ら飛び込むという決断を下したことで、イスラエルの政治クラスの一部は狼狽している。

一方、トランプ政権は月曜日、イスラエル軍に精密弾薬の誘導キットを補給するため、新たに5億ドルの武器売却を承認した。

国務省によれば、この売却額は5億1000万ドル相当だという。その中には、2種類の統合直接攻撃弾（JDAM）用の7000個以上の誘導キットが含まれている。

アメリカがイスラエルに毎年30億ドル以上の軍事援助をしていることを考えると、この取引は比較的小規模なものだ。イスラエルは、ガザのハマスとの戦いや最近の対イラン攻撃において、JDAMやその他の関連兵器に依存している。

「米国はイスラエルの安全保障にコミットしており、強力で即応態勢の整った自衛能力を開発・維持するイスラエルを支援することは、米国の国益にとって不可欠である」と同省は声明で述べた。「この売却案は、これらの目的に合致するものである」

AP