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米国、イランの石油取引とヒズボラを標的とした新たな制裁措置を発動

スコット・ベッセント米財務長官は、米国はイランの「不安定化活動」の資金源を引き続き狙う、と述べた。(ロイター/ファイル)
スコット・ベッセント米財務長官は、米国はイランの「不安定化活動」の資金源を引き続き狙う、と述べた。(ロイター/ファイル)
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04 Jul 2025 02:07:23 GMT9
04 Jul 2025 02:07:23 GMT9
  • イラク産石油を装ったり、イラク産石油と混合したりして、数十億ドル相当のイラン産石油を購入・輸送している企業ネットワークを標的とした措置

ワシントン:米国は木曜日、イラン産原油をイラク産原油と偽装して密輸するネットワークと、ヒズボラが支配する金融機関に対して制裁措置を課したと、財務省が発表した。

同省によると、イラク系英国国籍のサリム・アフメド・サイード氏が運営する企業ネットワークは、少なくとも 2020 年以来、イラク産石油と偽装、あるいはイラク産石油と混合した、数十億ドルのイラン産石油を購入、出荷していたとのことだ。

スコット・ベッセント財務長官は、「財務省は、テヘランの収入源を標的にし、その不安定化活動を助長する財源へのアクセスを遮断するため、経済圧力を強化していく」と述べた。

米国は、イランの核開発計画と中東全域の過激派組織への資金提供を理由に、イランの石油輸出に対して一連の制裁措置を講じてきた。
ロイター通信は昨年末、イランとその代理組織に年間少なくとも 10 億ドルの収益をもたらす燃料油の密輸ネットワークが
2022 年からイラクで広がっていると報じた。

木曜日の制裁措置は、米国が 6 月 22 日、最も深く埋設された濃縮施設であるフォードウを含む 3 つのイランの核施設を攻撃したことに続くものだ。米国防総省は水曜日、当初の慎重な評価が流出したにもかかわらず、この攻撃によりイランの核開発計画は最大 2 年遅れたと発表した。

Axios は、米国とイランは来週、オスロで核開発計画に関する協議を行う予定だと報じている。

財務省はまた、ヒズボラが支配する金融機関 Al-Qard Al-Hassan に関連する複数の高官と 1 つの団体に対しても制裁措置を発動した。

同省によると、これらの高官たちは、最終的にはヒズボラに利益をもたらすものの、その実体を隠蔽する数百万ドル規模の取引を行っていたとのことだ。

ロイター

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