• グランド・カルタール・ホテルが大火災に見舞われ、家族全員が死亡した。
• 生存者と専門家は、ホテルの火災報知システムが作動しなかったと述べている。

イスタンブール：1月にトルコで発生し、36人の子供を含む78人が死亡した高級スキー・リゾート・ホテル火災をめぐり、月曜日に32人が裁判にかけられたと地元メディアが報じた。

21日未明、北部の山岳リゾート、カルタルカヤにあるグランド・カルタル・ホテルで大火災が発生し、家族全員が亡くなった。

ホテルの火災安全対策に疑問の声が上がり、犠牲者の家族は過失が死者数の多さにつながったと主張している。

130人以上が負傷し、12階建ての建物は全焼した。

ホテル、消防署、市議会の幹部を含む13人の被告は、「殺意の可能性がある過失致死」を含む78の罪状で、それぞれ最高1998年の懲役刑に直面している。

生存者や専門家は、ホテルの火災報知器が作動しなかったと述べている。

起訴状によると、過失致死罪に問われているのは、ホテルのオーナー、支配人、取締役、ボル町の副町長、消防署員2名である。

審理に先立ち、犠牲者の遺族が死亡者の肖像画を持って、裁判が行われているボル高校の前に集まった。

彼らは声明を読み上げ、数え切れないほどの安全違反と証拠隠滅の企てを主張した。

「火災の際、グランド・カルタル・ホテルのオーナー、支配人、従業員は宿泊客に警告を発することも、警報システムを作動させることもしなかった。

「私たちの愛する人たちが煙の中で窒息死している間に、彼らは自分の車を救おうと急いだ」と彼らは主張した。

「火災のわずか1ヶ月前に作成された検査報告書は、火災安全対策の欠如を明確に示していたが、ホテルのオーナーは対策に費用がかかりすぎるという理由でそれを無視した」と彼らは続けた。

「私たちは、当局がこの怠慢を見て見ぬふりをし、証拠が隠蔽され、カメラの録画が削除されたことを知っている。

火災発生当時、観光省とボル市議会は互いに非難しあった。

被告と原告の数が多く、210の民事当事者がいるため、ボル高等刑事裁判所は高校のスポーツホールで開廷している。

主要野党CHPのオズグル・オゼル党首が審理に出席すると社会民主党は発表した。

裁判は2週間続くと見られている。

AFP